RYOBI アドベンチャー120GL オーバーホール(その1) の続きになります。
その2では、ハンドル側のオーバーホールになります。
まず、ハンドルを外します。
曲がった座金と、スタードラグを回して外します。
スパナなどで挟みこみ、スタードラグを回し外します。
スタードラグを外しますと、板バネが2枚現れます。此方も曲がっています。
断面でみると、2枚は唇のような形になっています。
板バネを外します。
板バネを外すと、ベアリングと間にカラーがありますので、外しておきます。
外周に配置されたネジを外します。
リールシートの固定部が挟みんでいるため、反対側のネジを外します。(手順を間違えてました。最初に行うことをおススメます。最初に外した方が、分解途中でひっくり返すことが無いためです。)
これでハンドル側が外せます。
(クドイようですが、最初に外しておくべきです。)
ハンドル側に戻し、カバー全体を外します。
カバーを外すと、スプールも外せるようになります。
スプールは、ハンドル側のカバーを外さないと、スプールは外せません。
現代のリールとの構造の違いに、コレは戸惑います。
何てメンテナンスを考慮されていなかったんだろうと。
ここから、ギヤ周りの分解になります。
クラッチレバー、正逆レバーのネジを外し、ギヤユニットを固定しているネジを外します。
(スタードラグの分解は、この時点で行えます。)
これで、ようやくギヤユニットが外せます。
クラッチ機構や、正逆の切り替え機構等あります。
ここは重整備でない場合には外さず、グリスやオイルを注す程度をオススメします。
理由は、面倒だから。
ベアリングは、カチカチのグリスになっていたため、ベアリングのカバーを外し、超音波洗浄しました。
ベアリングのカバー外周に、細いC型リングがあります。これを針等で外して、分解できます。
ベアリング洗浄した後に、中へグリスを入れることも簡単に出来ます。
ギヤとドラグ周りを分解し、クリーニングします。
クラッチなどには、グリスを隙間から注しておしまい。
面倒だから。
あとはグリスアップしながら、元に戻していくだけです。
カチカチになったグリスの状態をオーバーホールしたので、ハンドルの回転やスプールの回転の違いが、良く分かります。
しかし、現代のリール性能からすると、全ての性能は劣っていますから、そこは比べてはいけません。
アンカーシステムの一部となるウインチのようなリールを整備したし、トローリングロッドも用意しました。
あとは、船にトローリングロッドのホルダーを設置したら、アンカーシステムの完成となります。
沈めるアンカーは、多少のコスト掛けますが、捨て石並の仕様となっています。
材料は、セメント、空き缶、庭先の小石、キャンプ等に使うペグ(100円ショップ)です。
コレに、捨てるようなフック等を取り付けて、根掛かりさせるだけ。
根がないと使えませんけどね。
これ、良く通う金谷沖は根が少ないため、使えないシステムになります。
これは、ツブ根が多い勝山沖より南側の海域で使う予定になります。
車の運転時間が伸びていく方向なので、あまり気が進みませんが・・・・。
そろそろ別の釣り場も開拓していきますかね。
青いものばかりでなく、赤くメデタイ魚や、高級根魚もジギングで釣り、食べたいですからね。