分割ボート釣りブログ

東京湾内房付近にて、分割ボートを使ったライトジギングを楽しんでいます。艤装品製作のため沢山の道具や材料を購入ますので、それらを家庭へ還元するDIY作業も行います。また、海だけではなく、流れ込んでくる川の調査と称する登山も行います。そんな内容を記録するブログになります。

202007 上総湊沖 ライトジギングタックルを使ったトローリング

波が午前中穏やかなだった7月4連休、久しぶりの釣りに出掛けて来ました。

場所は前回にも訪れた上総湊の沖合いのポイントです。

ここ、東京湾なかでも地形的に広がったところであり、地形的に潮の流れが比較的緩い場所です。
波風が穏やかでしたので、ドテラ流しによる釣りは出来ません。
水深が10メートル前後と浅いため、必然的にキャスティングゲームとなります。

釣り始めは、オーソドックスなキャスティングスタイルによるスーパーライトジギングからスタートしました。

マリア シーフラワー60グラム


釣り開始し、1時間もしないうちに4匹ゲット!

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オチビちゃんたち3匹が最初に釣れ、土産用としましたが、後になって思えばリリースすれば良かったです。


キャスティングスタイルだと、魚群探知機の真下しか映りませんから、だだっ広い海に偶然投げて釣れただけのようにしか感じられません。
釣れたら嬉しいは嬉しいのですが、心の奥底から素直に喜べません。


ずーっと、キャスティングスタイルによる釣りをしていても楽しくありません。

やはりベイトタックルの方が、やり取り中のダイレクト感が有って、釣ったぞと言うんでしょうか、満足感が強く感じられます。

ここは各個人、好みの問題です。
が、どうしてもベイトタックルにて釣り上げたい!と言う、くだらない拘りが出てきました。
土産分がすでに手元にあるので、そう思えただけかもしれません。

ベイトタックルで釣りたいと言っても、パワーハンドル仕様のベイトリールですので、遠投するのは厳しい。
でも、ベイトタックルを使って遠投し、糸を出したところでヒットさせ、ゴリゴリ巻きながら取り込むパワーゲームがしたい!
そんなワガママを叶える方法は、本当にないのか?

確実にイナダ・ワラササイズが回遊していますので、高確率でヒットさせられる方法はないものか?


そんな時、私の釣ってるすぐ横を、漁師がトローリングしながら通っていきました。

そうだ!トローリングだ!
(※前から行っていたテクニックなんですけどね。敢えて、ここでは初めて気づいたように書いておきます。)


スピードは、アイドリングのままクラッチを繋いだ微速前進です。
メタルジグは水深10メートル前後ですが、水深に対して重めの100グラムをセットし、そしてただ走るだけです。
状況によってジグの重さを変更します。中層狙いか底狙いかでも変わってきます。

100円/個 程度の格安メタルジグ。安!
ダイソーより安い!
万が一、根掛かりしロストしてもお財布に優しいですからね。
アクションもソコソコ良いです。
キラキラさせれば釣れます。

SEAS ロングジグ メタルジグ 100g 155mm (1個) ※類似品に注意
2020.7.27には、全て売り切れましたね。

釣り人(1人乗りでは操船者)は、後ろ向きにロッドを構え、前を気にしながら操船します。

アクションは、ロッドをスロージギングのアクションのように煽り、フォールを繰り返すだけ。リールは巻きません。
出す糸長さは、水深の1.5~2倍程度、今回は20メートル以上出しておき、やや斜め方向にジグが跳ね感じです。

出ているラインの水抵抗分だけ、水面側に引っ張られるよう曲がりながらジグを引っ張り上げます。そのため、底付近のジグは斜め45度方向位かそれ以上に上がってきます。
(直線的ではなく、数学で言うルート関数のグラフとの中間くらいのイメージです。)

底付近での1回のシャクリは、リズミカルにジグザグと攻めることになります。
(これなら初心者の方に優しい動きのはず。)

これ繰り返していると、突然ヒットしてくることもあります。
が、ここでのトローリングは更に予兆を感じながら、釣ることが出来ます。
それは、魚群探知機にベイトの反応を確認しながらヒットさせることができるからなんです。

魚群探知機の反応があったところから、船が通り過ぎた後、メタルジグを通過させることが出来ます。
反応を見ながら、狙う水深を調整し、アクションを加え、釣り上げる訳ですから、より釣った感が強い訳です。

底付近を通してきたメタルジグですが、反応する層に合わせ、水深調整のためリールを巻きます。

これっ、ドテラ流しと原理は同じですね。
トローリングは船外機の力を使っているだけです。
逆にドテラ流しの方が、自然に任せたトローリングをしているのようなものです。

他にもメリットがあります。
微速とは言え、船外機にて移動していますので、魚群を探し出す率が、グンと上がります。

今回のベイトだらけの反応です。

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凄いベイトの群れでした。

それを狙うフィッシュイーターの群れが周りにいて、こちらも魚群探知機に反応しました。

そこにトローリング中のメタルジグを通していくと、即ヒット!
直ぐにクラッチを切って船を止めます。後は引きを楽しみながら釣り上げるだけ。これを、繰り返すだけです⤴️

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ここからは、ワラササイズのみをクーラーボックスに入れていきます。

クーラーボックスの半分以上になったのは、釣り開始から3時間です。

腕もパンパンになったことですし、休憩のため朝御飯にしました。

その朝御飯の最中も、周りでは時折ナブラが発生していました。

投げても良いのですが、今日はトローリングで十分釣り上げましたし、これからも釣れると確信していましてので、決して投げません。
釣りをせず、ナブラを見ているだけでワクワクします。
ワラササイズが海面を割って、跳び跳ねる姿は興奮しますね!


朝御飯のあと、もう一度クーラーボックスの中を見てみて思いました。
相当な量になっている。これ以上持ち帰ると、帰宅後の捌きが大変になるって。

朝9時だけど、ここから先は無駄な殺生するだけです。岸に上がり分割ボートを車に載せるだけの体力を残しておかないといけません。

もったいないけど、戻ることにしました。
普段よりも早上がりでしたが、満足感はいっぱいでした!

岸に上がってから、クーラーボックスの重さにヤラレ、体力を奪われました。釣れ過ぎ危険です。



今回のようなライトジギングを応用したトローリングは、坊主逃れの手段にもなります。
岸から出てある程度走ったら、最後にポイントを探している時に、魚群探知機を見ながら、ベイトの群れを探すような時にも使えます。
ただベイトの群れを探し走るだけでは、時間的に勿体ないですからね。


船のスピード分だけロッドやリールにはパワーが必要になりますが、ライトジギングクラスでもパワーのあるロッドなら大丈夫です。
私の使っているタックルで大丈夫なので、似たようなタックルなら、十分使える筈です。


アブガルシア Abu ソルティーステージ KR-Xライトジギング【SXLS-632-150-KR】




(5) シマノ オシア コンクエスト (201HG) (左ハンドル) /オフショア/両軸リール/ジギングリール/SHIMANO/OCEA CONQUEST/2014年モデル


とても格安なメタルジグだと、根掛かりを気にずガンガン攻められます。

こちらも100円/個程度と格安ですが、良品です。

SEAS ショアジグ メタルジグ 80g (1個)

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アウトドア&フィッシング ナチュラム