イレクターにて製作したカートップ用の架台の一部になります。
これは、車のキャリア側に取り付けるものになります。
両端の金物を、キャリアの角パイプに差し込んで固定し、塩ビパイプをローラー代わりにして、ローラーにより滑らせながら載せるつもりでした。
残念ですが、これは失敗例です。
原因は、架台が左右にズレるため、修正するために無駄な力を要します。
さらにストッパーが貧弱過ぎました。
試しに載せるときに、なんと!ボートを落下させてしまうという失敗(失態)をしてしまいました。
ダメージが大きくて、ゲルコート補修することになりました(^_^;)
そこで、このようなステンレスパイプを使い、ストッパーやズレ止めなどを溶接にて、固定させて強度アップさせることにしました。上の写真は製作途中。
下は、現在の仕様。
両端の水道パイプの立管バンドは、パイプに挟み込んで固定させています。
力がかかると円周方向に滑りますので、ビスを打ち込み、回転防止を図っています。
全体としては、キャリアの角パイプに差し込むだけとし、落下防止として荷締めベルトにて固定させています。
架台は、25mmの角パイプを溶接にて製作しました。
カートップした時、一番下側になる3分割ボートの先端部は、とても複雑な形状をいていますので、平面では固定が難しいため、架台側も特殊な形としました。
キャリア側との取り合い部は、ヒンジ構造になり、架台に載ったボートを持ち上げる時と下げる時の角度では、左右と手前側には抜けないようなストッパーとしています。
試行錯誤しながら、完成しました。
先端部を載せたら、架台に固定する。
中間部を載せたら、架台に固定する。
後部を載せたら、架台に固定する、を3回繰り返します。
ここで、おや?って思う方が、おられましたらカンが鋭い!
船底側のつるつるした面に向かい、一人で手で持ちあげることは、不可能です。
そこで、このような持ち手ベルトを、取り付けました。
持ち手ベルトは、直ぐに取り外せるようなフックタイプになります。
分割ボートの前・中・後部の左右に、全て共通のベルトを使えるよう、アイの位置を調整し取り付けてあります。
単純に積込作業、下ろし作業の手順が増えました。
しかし、前日に積み込んでも、雨がボートの中に溜まることもなくなりましたので、安心して眠れます。
カートップした時の固定も、ボートアタッチメントによる固定の他に、架台をキャリアに固定することが簡単に出来ます。
そのことで、保険的な固定もできるようになりました。
さらに、カートップさた時の積み荷の形が空気抵抗を受け難い方向となりましたので、車の運転が楽になりました。
材料費は全体として、8000円近くになりましたが、良いものに仕上げることが出来ました。
しかし、バンタイプの車に載せた方が、楽に載せることが出来ますし、こんな作業しなくても良いので、オススメはしません。
しかし、どうしてもカートップしなければならない状況であるなら、こんな方法もあります(笑)
これは、レアケースです。