14 リョウガベイジギングをオーバーホールしました。
前編ではハンドルと、両端のサイドプレートを外したところまででした。
日常的メンテナンスのレベルまでなら、前編くらいの分解レベルで十分なメンテナンスが行えると思います。
ここからは、その先となるドライブギヤ~レベルワインダー(ウォームシャフト)の分解までを掲載します。
では、ここから更に分解していきます。
ドライブギヤを、シャフト引き抜くと、ドラグワッシャーも一緒に抜けてきます。
ドラグ周りを分解するとき、このモデルは音だしピンが飛び出してくるような方向に組み込まれていますので、慎重に分解して下さい。
この音だしピンですが、本当に小さいんです。
こんなに小さいんじゃ、飛んでいったらとても探せません。
この音だしピンが、ドラグギヤ内側のギザギザと掘られた側面を、引っ掻くことで音が出ます。そのため、金属カスが出やすい構造になっています。
ピンの頭は、もう少し大きくてもいいんじゃないの?と思います。
ドラグワッシャーは、乾いているようでしたら、ドラググリスを塗っておきます。
汚れているようでしたら、洗浄も必要になります。
このストッパーを、ギヤから外したら引き抜きます。
これで、ドラグギヤ周りの部品を分解出来ました。
ピニオンギヤとクラッチ周りを分解します。
すると、ベアリングが1個出てきます。
ここは、マグシールドタイプなので、注油は行いません。ベアリングの回転を点検するだけとなります。
ネジ2本を外し、シャフトを分解します。
ここに、ベアリングが1個あります。
ここからレベルワインダー周りを分解していきます。コメント少なめですが、写真で分解作業を進めます。
これで、ほぼ分解出来ました。
クラッチ回りは、いつも面倒なのでスプレータイプのパーツクリーナーで洗い流し、スプレータイプのグリスを吹きかけて、隙間にも油膜を付けておき、稼働部回りだけグリスを塗りつけます。これだけで十分なメンテナンスが出来ます。
レベルワインダーの組み付けですが、結構手間が掛かります。
ここの作業もコメント少なめですが、写真にて作業風景を進めます。
部品を入れたら
横にして、黒色のプラスチック部品を差し込みます。
シャフトをネジ込みます。
組み立ては、かなり省いた写真にて作業風景を進めます。
ストッパーは、ちゃんとギヤに挟みこんでセットしてからサイドプレートを組み込みましょう。
これを忘れると、ストッパーが効かない状態となりますし、カタカタ音が鳴るようになります。
あとは、分解した反対で組み立てていけば、完成です。
リールメンテナンスは難しいと思う方も多くいますが、何事もやれば出来ます。
ヤル気次第です。
簡易でも良いのでオーバーホールと言うのか、グリスアップしておくと、良い状態が長続きします。
滑らかなハンドル回転、滑らかなスプール回転は、海水を相手にした場合、数年も続きませんよ。
過剰な宣伝広告には騙されることなく、日頃のメンテナンスをしていきましょう。