流し釣りをするとき、風が強くて流されるスピードが早い場合、シーアンカーを海面付近に入れ、水の抵抗を増やして対処します。
一言でシーアンカーと言っても、色々あります。
まずは、全長3メートル位の分割ボートには、どれくらいのシーアンカーのサイズを選ぶと良いか?
販売サイトでは、約3m(10ft)位の分割ボートですと、Sサイズがマッチしたサイズとの事でした。
Sサイズを使ってみると、それほど大きくもない割りに、ちゃんと流されるスピードを落とす効果はあります。
さらに生地や縫製箇所は丈夫で良い商品でした。
シーアンカーとしての有効と言うのか、流し釣りを出来るレベルと感じたのは、一人乗りをした時、船先(バウ)側を風上に向け、風から受ける投影面積を減らすように使用した時の話です。
風速5~6m/s位での状況です。
(風速3~4m/s以下では、あまり流されないためシーアンカーはあまり使いません。逆に6m/s以上になってくると、リトルボートでは海面が危険レベルになりますから、沖へ行けません。)
二人乗りの場合、船先を風上に向け、同じ側から竿を出すと、とても糸絡みしやすくなります。船先からシーアンカーを出し固定させても、潮流が逆方向だったりすると、しっかりと風上に向くわけでなく、少し斜め方向になります。
そんな状態で右舷左舷と互いに別々から出すと、どちらかに船が向きを変えるため、釣りにくい状態となってしまいます。
お互いストレスが溜まります。
そこで、船中央の横からシーアンカーを出し風を横から受けるようにしておりました。
そうすると、風から受ける船の投影面積は、風上に向けた時より約3倍以上となり、シーアンカーのSサイズでは小さくて、スピードを抑える力が弱いと感じておりました。
他の方法として、風上に船先を向けるように特化したスパンカーを導入することが考えられますが、かなりのコストアップと共に、船の組立分解の度にスパンカーも取付け取外ししなければならなくなります。
それよりも、大きなシーアンカーにした方が手っ取り早く(手間なく安価)て、荷物もコンパクトになりそうです。
と言うことから、シーアンカーのサイズアップすることにしました。
今まで使用していたシーアンカー Sサイズは、コレ。
購入先の情報では
サイズ : 2つ折り状態の横幅 約48.0cm×長さ約55.0cm
開口部円周 : 約96.0cm
重量 : 約370g
仕様
PVCコート加工 ポリエステル
値段も2000円台前半と格安です。
そして今回は、一つ大きなMサイズとしました。
本体部サイズ : 約58.0cm×長さ約74.0cm
開口部円周 : 約116.0cm
重量 : 約500g
仕様
PVCコート加工 ポリエステル
こちらの値段も2000円中盤と格安です。
値段をSサイズと比べると500円程度の差しかありません。
肝心なサイズや重量感は、SサイズとMサイズを比べてみても、さほど重量アップやサイズアップと言うところではありません。
比べてみても、大きさは少し大きいかな?くらいの差になります。
この上のLサイズはとても大きく感じたので、見送りました。
今回のシーアンカーのサイズアップは、単純に釣果アップと繋がることはありませんが、流されるスピードを抑えることで釣り易さがアップします。
さらに、流されて風上まで移動する回数を減らすことが出来ますので、釣りに集中出来る時間が増える=ヒットする確率が上がる。
単純にそうなれば良いんですがね・・・。
そう簡単な話ではありませんが、確率は上がります。