先日は艤装品と荷物の全体配置について紹介しました。
その記事には3分割のうち、中央と後部のみの紹介となりました。
今回はその続きとして、前部の艤装品をまとめて紹介します。
36cmのバッカンにアンカー類を入れていましたが、帰宅後の水洗いがしやすい小型コンテナが使いやすいと思います。
こちら前部は、アンカーとその回収作業、ロープエンドを結ぶクリートなどの艤装品を配置しています。
アンカーについては、沖で係船しエサ釣りをする方は、とても使用頻度が高いと思います。
シーアンカーは流し釣りをする方は、風により流されるスピードが遅くしたい場合に使用します。
私は流し釣りをすることが多いため、シーアンカーを多用しています。
こんなアンカーなどは、船を取り扱う上で重要な設備でもあります。
アンカー
アンカーの形状と重量になりますが、普段はあまり使用しないので、コンパクトに収納しておけるフォールディングアンカーを使用しています。
その重さになりますが、4kgを使用しています。
アンカー重さ2~3kgで砂地ですと、5~6m/sくらいの少し強い風が吹くとほとんど効きません。4kgでも砂地だと効きが悪くて、少し流されます。砂地にはフォールディングアンカーが不向きではあります。
それ以上の重さは効きが良くなりますが、船首側が重くその重量からも取扱いが悪くなりますので、3~5kgくらいがちょうど良い重さだと思います。
後にステンレス製のフォールディングアンカー1.5kgにステンレスチェーンを1m分(約0.5kg)を足して、2kgのアンカーとしました。
ルアー釣りでは流した方が釣れるので、滅多なことではアンカーを打くことはなくなりました。保険としてアンカーを搭載する程度となりますので、少しでも運搬が楽になり、帰宅後の水洗いが楽になるよう、全体重量2kgとしました。
アンカーロープ
これくらいのアンカー重さですと、アンカーロープの太さは5mmか6mm程度で充分です。4mm以下となると細すぎて扱い難いです。
私は太さ6mmを使用し、足りない時の継ぎ足し用として5mmを使用しています。
ロープの編み方は、金剛打ちと言う編み方のほうが、ヨリ(捻り)が少ないので扱いやすいと思います。
3本撚りは使用しているうちに捻れてきて、扱い難いです。
何mを使用するかは、使用する環境によって異なりますので一概に言えませんが、一般的には、アンカーロープ長さはアンカーを打つ水深の2~3倍以上必要になります。
アンカーが根に引っかかり引き上げられないこともあり、ロープを切って捨てることもあります。
ギリギリの必要長さを購入するのではなく、100m単位で購入した方が、後の追加購入のことも考えると、結果として安価になります。
アンカーロープリール
長いアンカーロープは、何かに巻き付けておくと、使いやすいと思います。
必須ではありませんが、有れば便利なモノになります。
私は、アンカーロープリールを自作し使用しています。
クリート
アンカーロープを固定させるクリートも必需品になります。
船首に三方ローラーを装備しておくと、アンカーを回収する作業がとても楽になります。さらに、カムクリートを取付けることで、更に作業が楽になります。
この2つの装備はオススメします。
船首を持ちやすいようグリップを取付けしました。そのグリップにアンカーローラーの一体型にし、シンプルな形状にしました。
アンカーを打てるような浅い水深であれば、上述のような設備で可能になります。
しかし、水深が深くなってくるとシーアンカーなどを使用することになります。
シーアンカーのサイズも、大きすぎても使い難いのですが、小さすぎると効果が薄いため、買い直すことになりますので、3m位のボートであればMサイズをオススメします。
風速6m/Sくらいの状況ですと、ちょうど良いサイズに感じます。
荷物置き
このモデルに限っては、船首の底がほぼ三角形になっているため、荷物を置きにくいため、フラットになるように工夫してあります。
プラスチック製の人工芝は1枚100円になります。これを船底の形状に合わせてカットし3枚重ねると、それなりの平場となります。
艤装品の全てを最初から揃えるのは時間も労力も掛かります。
最低限の装備品を用意し、乗りながら改良していくこととなります。
改良していく上で、このページを参考にしてみて下さい。
このページは全体を表現するため、荒い内容となっています。
リンク先にはもう少し詳しく記載してあります。