今回は船底の割れたFRP補修を行います。
小型FRPボートの底の厚みは、数ミリしかありません。
そんな薄いFRPの膜みたいなモノに、海で命を預けているんですね。
そのFRPで出来た船底を、1年ほど前に離岸着岸時に小石(岩)にぶつけてしまい、一部を割ってしまいました。
小さな割れであったため、ガラス繊維を使わない塗膜程度の補修をしておいたのですが、結局割れてしまいました。
そこで、今回はガラス繊維を重ねたFRP補修を行うことにしました。
こちらが今回補修する箇所で、割れてしまった状態になります。
ヒビが見えますか?
これくらいの割れでも、ビミョーに滲む程度ではありました。
完全に割れて浸水したら、釣りどころではありませんからね。
早めの補修をするに限ります。
今回使用する補修材はこちら。
コニシのFRP補修剤になります。
コニシ FRP補修用 100gセット | ||||
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ガラス繊維を割れた箇所を覆い尽くすくらいの大きさにカットしておきます。
ここに、エポキシ樹脂系のA剤とB剤を1対1の量にて、よく練り混ぜ合わせたら、ヘラを使って塗ります。
その上にガラス繊維をのせて、またエポキシ樹脂系の補修剤を、ガラス繊維の奥まで染みこませるようにして塗ります。
これを3回繰り返します。
補修した箇所は、こんな感じに。
マスキングテープを使って補修範囲との境界を明確にしなかったため、端っこの見た目は悪いですが、これで割れた箇所は覆い尽くすことが出来ました。
絆創膏を貼るようなパッチ当て補修なので、強度的には劣るの方法ではありますが、エポキシ樹脂による塗装レベルの表面補修のみで1年間使用出来ましたので、しばらくは大丈夫でしょう。
あとは樹脂が硬化するまで放置するのみ。
表面仕上げは数日後に時間があれば実施します。
最近、釣りへあまり出かけなくなった理由は、水温が低くて活性が低いこともありますが、バイクパーツの取付に時間を使っていること、加えてこのようなFRP補修を行っている理由になります。
身体は一つしかありません。作業場所である庭も狭いため、あれもこれも同時には行えません。
屋外でFRP補修を行う場合、良い天気の時(風が弱い晴れ)しか行えませんので、後回ししてきた次第になります。
FRP補修も済んだことですし、そろそろ水温も上がってきましたので、海釣りを再始動していこうと思います。
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