目次
はじめに
21年式の新型ツインパワーSWが発売されてから約1年ほど経過しますが、その間に品薄状態による市場価格の異常な高騰があり、暫く購入を躊躇ってきました。購入価格が少し落ち着いてきたこともあり、ここらで購入することにしました。
購入を躊躇ってきたのは理由があって、それはローターナット部のベアリングが、ただのプラスチックカラー(ブッシュ)になってしまったことからです。この点が残念でなりませんでした。
15年式にはちゃんと付いていたのに、21年式は無くなってしまった事が、私的には一番残念だったんですね。
ローターナット部のベアリングは、これまで何台かのリールに取付けてみました。ここは魚を掛けリールに負荷が掛かった状態において、その違いをハッキリと体感出来るパーツになります。
15年式が十分な性能を持っていて満足していることもあり、ローターナットベアリングが無い21年式は、残念ながら購入意欲が萎えてしまっていました。
でも、ローターナットベアリングがない21年式の方が性能は上という事実からすると、それ以外の箇所が15年式から大幅な性能向上が図られたのでしょう。
そんな21年式に、ローターナットベアリングが追加出来たら、更に性能アップ!アップ!なんて野望を抱きつつ、新型ツインパワーSWを購入しました。もちろんベアリング追加は、少しトライしてみますが、何も手を加えなくとも十分な性能なんだと感じています。
購入品(21ツインパワーSW5000HG)
私が行く釣り場の水深からして、ライトジギングと比較的軽めなジギングを主になります。
リールの番手はシマノの5000番台までで十分。
水深は70m位まで使用したいのでギヤは、HGタイプとしました。本当はPGタイプが欲しい!
6000番のPGタイプに5000番スプールの組合せが好みなのですが、ここは妥協となります。
所有品(15ツインパワーSW5000HG)
これまで使用してきたツインパワーSW5000もギヤはHGタイプでしたので、新旧リールを比較してみようと思います。
そして比較といっても、ハンドル回転が軽いなどの使用感というより、部品の変更具合いの方がとても気になります。
部品の互換性確認
まずは大きな部品の互換性確認から。
と比較する前に嬉しくて、何時でも行けるようラインを巻いてしまいました。
それではまずは、大きな部品について互換性の確認からです。
早速スプールとドラグノブから
デザインが異なるだけで、ドラグノブとスプールの組合せを変えても使用可能でした。
15年式のボディーに、21年式のスプールとドラグノブ、ハンドルを取付けてみました。
15年式のツインパワーSWは、全く違和感ない外観となり21年式っぽく見えます。
当たり前な事ですが、スプールの互換性はちゃんと有ります。
これからの予備スプールは15年式を手元に残すことで使用出来ますので、このままとしました。
ローターナット部ベアリング追加代の確認
そんな外観的な事を確認したかった訳ではありません。ローターナットベアリング部分が早く見てみたい!
早速分解しました。
スプールを取外してシャフトを比べてみると、21年式にはコーティングが施されており、少し黒っぽく輝いておりました。
コーティング処理されたシャフト部品単体の値段が1200円程度アップしております。
コーティングのお陰もあるのか?21年式のハンドルを回した時の軽さがよく分かります。
まずリテーナーを外してみました。
ローターナット部分をよく見ると
ピニオンギアの内側にあるローター受カラーという名の樹脂材とシャフトが、ローター回転時に接します。
ピニオンギア先端ネジ部が、ローターナットから飛出す量が長くて隙間なし。
さらにローターナットのベアリングが入りそうな内径ですが8.8mmくらいでした。そのため外径9mmのベアリングは入れられませんでした。
ローターナットを外してみると、こんな部品構成でした。
この部品構成でも回転が軽くなっているんですね。
ローターナットのシールゴムは、ローター側の溝に嵌め込むタイプですね。
シール構造ならゴム部品を長期使用出来そうです。
総合的なところでは、
単純にカラーとベアリングを入替えるだけの作業では、ローターナット部にベアリングは追加出来ませんでした。
そこで手持ちの13ステラSW5000、6000用のローターナット(15ツインパワーSW5000とも同じ)を仮付けしてみましたが、同じようなサイズでした。
因みにリテーナー形状は変更されていて、互換性はありませんでした。
ローターナットベアリングを追加するには?
この21ツインパワーSW5000のピニオンギアの先端に少し切れ込むような溝加工し、小さな突起が嵌まるよう加工すれば良さそうです。
が、時間と費用対効果からすると、20ステラSWの部品流用の方が良さそう?
まずは上位機種からの部品流用による改造を施し、外したピニオンギアはどうせ不要となることから、その部品に切断加工して、もう一度改造を試してみようと思います。
最後に
ローターナットベアリングを追加する改造をしなくても、十分な性能がありますので、何も手を加えることなく満足出来るリールだと思います。
このリールを改造したいなんて、少しイカれてますね😁
それは自覚しています💦
アッそうだ!
ローターの互換性を確認することを忘れてました。
ローターのデザインは変更されてますね。
巻き出し始めの軽さは21年式の方が断然上になります。
ローターの重量は、88g→83gと5g軽くなってました。
ローター毎の部品交換してみましたが、互換性はありませんでした。
15年式のツインパワーSW5000の性能アップを、21年式の部品で補うことは難しいかな?と思います。
【追記】
その後、ローターナットベアリング追加しました。
更にウォームシャフト部にもベアリング追加しました。
パワーアップさせてしまいました。