エンジン周りのオイルシールを交換し、冷却水路の塩付着をクリーニングする目的として、エンジンを少し?分解することにしました。
そのために先日、エンジン周りのオイルシールやガスケットなど部品を購入しておきました。
スロットルワイヤーをクリーニングのため抜き出した後、差込み戻す際には入れ難く、動きも渋いのでそろそろ交換しようかな?と考えてました。
ワイヤーは消耗部品であり、前オーナーの使用開始から12年程経過してますため、このタイミングにて交換することにしました。海上での安心安全のために、事前に出来ることはしておこうと思います。。
冒頭のとおり主目的はエンジン周りのオイルシール交換てす。ついでに冷却水路に付着した塩の除去になります。
その作業を行うには、まずはエンジンを取り外すことになります。そしてエンジンを取外すと、タイトルのスロットルワイヤーは、取替えしやすくなります。
この記事ではエンジンを取外す作業記録と、その中で行ったワイヤー取替作業を記載しておきます。
事前作業
ワイヤーを交換する前に、まずはワイヤーにオイルを染み込ませておきました。
使用するオイルは、普段バイク整備に使用しているワイヤーオイルになります。具体的にはバイク部品メーカーのデイトナから販売されるワイヤーオイルになります。
そのオイルをワイヤー内部へ入れやすくする道具として、バイク整備ではお馴染みのインジェクターを準備しました。
バイクのスロットルワイヤーなどではとても注し難い構造なので、内部にオイルを入れやすくするためインジェクターという道具があります。
バイクのワイヤーは両側にタイコが付いてますので、ワイヤーが抜き取れませんが、この船外機用の新品ワイヤーは簡単に抜き取れますので、ワイヤーインジェクターは不要だと思います。
でも有れば、組付けた状態でオイルを注す時には便利だと思います。
では、エンジン分解していきます。
キャブレターを外します。
配線を外します。
そしてスロットルワイヤーを引っこ抜き外しました。
あとで組立の写真をいれますが、強引に引き抜くと、スロットルワイヤーの途中部分を引っ掛けておくプラスチックが破損しやすいため、そっと引き抜くか?素直にエンジンを降ろしましょう。
スロットルワイヤーを交換します。
ティラーハンドルを通る穴にスロットルワイヤーが通してあります。その穴との隙間が狭くエンジンストップ(キル)スイッチと干渉しましたので、一旦外しました。
ハンドル周りの部品は一旦全バラシ状態としました。
ワイヤー交換し、エンジン分解作業へ移りました。
エンジン回りのパーツを、大きくバラバラにしました。
エンジンを外すと、そこにゼリー状の塊が一部見られました。
う〜ん。
これは詰まりやすい物質ですね。
エンジンロアカバーからガソリンタンクとエンジンを外すと、スロットルワイヤーを通す箇所が現れ、楽に作業が出来ました。
外さないと、ワイヤー交換は出来ないと思います。
ここからエンジン分解の本格的作業となります。
この続きはコチラに記載しておきます。
エンジンが組み上がったところで、エンジンロアカバーにあるスロットルワイヤーを固定させるバンドに、ワイヤーを取付けました。
そこへエンジンを載せて、全体を組み上げたら完成となります。
片付けが終わった後に気が付いたのですが、エンジンオイル(0.38L)を注ぎ入れ忘れてました。
面倒くさいとは思わず、この後すぐに室内作業にて行いました。
(エンジンオイルの量をすぐに忘れてしまうので、油性ペンにてオイルの取手に書いてあります。)
案の定、オイルをフローリングに少し垂らしてしまい、その後始末も大変でした(笑)
少し臭いワックスになったと思います。
最後に
今回のオイルシール交換とエンジン分解による冷却水路の塩除去は、行って良かったと思います。
これでまた安心して海へ出られそうです。
安心して海へ出られれば、良い釣果に繋がる筈!