購入したツインパワー4000Mですが、ノーマル状態の良さを感じることなく、フルベアリングチューンをすることにしました。まずは取付け簡単なローターナット部への追加をその1とし、ウォームシャフト部への追加をその2とし作業していきます。
ローターナット部へのボールベアリング追加は、2020年式ツインパワー4000PGにて実証し、その効果はバツグンでした☺
今回も同じベアリング追加を行います😊
ウォームシャフト部へのベアリング追加はとても難易度が高いのですが、ローターナット部へのベアリング追加は、とても簡単で単に部品交換するだけなんですよ〜
効果も感じやすいのでオススメです。
スプールを外すと、スプール軸ベアリング周りが現れます。
スプール座金を半分程度抜き取ります。
写真では全部取りましたが、六角レンチを差し込んでセットスクリューを抜き出すスペースさえあれば良く、全部外す必要は全くありません。
セットスクリューを外すには、0.89mmの六角レンチが必要になります。
ホームセンター等で200円程度で購入出来ます。
でもネット購入も同じくらいで購入出来ます。
ドラグ音出しラチェットの周りの部品を、シャフトから纏めて抜き取ります。
リテーナーを外すと、ローターナットが現れます。
ローターベアリングシールのゴムは、ローターナットとまとめて外しても良いのですが、今回は写真を撮るため先に外しました。
ローターナットを外すには12mmのレンチが必要です。注意点としては、このナットは逆ネジなので、時計方向へ回転させると緩みます。
ローターナットは逆ネジですからね!
このローターナットを外すと、ここからベアリング追加作業になります。
外したローターナットの裏側を見てみると?
Oリングゴムシールが無くなり、テーパー状にしてシールする構造になったんですね〜
すぐ伸び伸びになってしまう細っそいOリングゴムを交換しなくて済むようになり、大変有難い〜
右側の外したローターナットに組込む部品は、ワッシャー、ベアリング中心部に組込む樹脂カラー、ボールベアリング、ステンレスワッシャー(このワッシャーは取付けませんでした)、ゴムシールになります。ゴムシールはそのまま使えました。
このベアリングサイズは外径10mm、内径6mm になります。ミネベアのステンレス製ミニチュアベアリングだと200円台で購入出来ます。送料込みだと400円台になります。他にベアリング追加出来る箇所や他のリールがあるなら、纏め買いしておいた方がお得です。
より高耐食なNSKマイクロプレシジョンのステンレス製ミニチュアベアリング(キャストップ)だと500円ほどで購入出来ます。
ステラなどの上位機種に装着されているシムと樹脂パーツ、ボールベアリングの3点購入すれば、ローターナット部へボールベアリングを追加出来ます。
メインシャフトが4.5mm、ボールベアリングの内径が6mmの間に、この樹脂パーツが必要になります。
22ステラ4000MHGなどの部品番号27:ローター受けカラーという、400円台の樹脂パーツが販売されています。
先の樹脂パーツと一緒に100円台のワッシャーも購入します。まとめて買えば送料分お得ですからね。
ベアリングを組立てローター部へ組込みました。
ゴムシールをステンレスシム有無しで確認しましたが十分でした。
これでローターナットベアリングの取付け完了です!
直ぐに組立てて、次の釣行に備えることにしました。ベアリングを準備しましたが、次の機会に取付けしようと思います。
組立ててハンドルを回転させてみると?
滑らか〜☺
ハンドルを一旦止め、再び回転させると?
滑らか〜
何度でも回したくなります〜
あとは魚の負荷を掛けた時の回転を楽しむだけ〜
とても滑らかで軽い回転なので、暫くウォームシャフトの前後へベアリングを追加しなくても良いかもしれません。
直ぐにウォームシャフト部にボールベアリングを追加し、フルベアリング化しました。
ハンドルノブをゴメクサス社ラウンド形状のチタンノブに交換し、同社チタン製ラインローラーに交換しました。