ジェイモSP-1のオーバーホールを始め、もう1ヶ月経過しましたね。
その間、家庭では色々なイベントがあり、旅行しました。
他にもやる事が沢山ありましたので、オプションであるジェイモのオーバーホールは、後回しになっていて、その間スタンドにて立てられたジェイモはリビングの脇に鎮座してました☺
このままではいけないと思い、ギアボックスのオイルシールを交換するため、ギアボックスを開けることにしました。
ボルト3本外して開けてみると?
なんと!
中から透明な水が出てきました!

床に溢れた水は20〜30mL程(ティッシュ3枚で拭き取ってこの写真の濡れ具合)あり、少しオイルっぽい臭いのする無色の水でした。

グリスと水は混ざり合って白濁していなかったことから、前オーナーが譲渡前に最後の水洗いをした時にでも、プロペラシャフト部のオイルシールかドレンボルト部から浸水したものと推測されます。
今後、原因を良く調べないといけません。
因みにギアボックス内のグリスはタップリ詰め込まれており、まだ油っ気が有る良い状態でした。

この大量のグリスをウエス等で拭き取ったりパーツクリーナーで洗い流していたのでは、時間ばかり掛かってしまいますので、洗浄油と入れ歯用超音波洗浄器を使い、最後はブラッシングによりクリーニングしました。

この洗い終わった洗浄油を、さらにギアボックス内に入れ、ブラッシング洗浄してクリーニングしました。

今回の目的であるオイルシールの交換だけなら、ここまで分解せずとも交換出来ますが、内部点検してみて正解でした。
シャフトのオイルシール材は簡単に外せなく、ラジオペンチによりゴムシール部を引きちぎり、ピックアップツールにより引抜きました。


う〜ん、オイルシールが少し固着していて、取外しは少し苦労しました。
水が入っていたことで、ボールベアリングの錆が気になりましたが、手回ししてみたところ変な引っ掛かりもありませんでしたので、再使用することにしました。
が、次の交換に向けてベアリングの型番を調べておきました。

ベアリングの型番は、S6201Zでした。
ギアボックス内のベアリングは?

KOYO社 609ZST
ベアリング番号S609、Z→シール材有り、ST→ステンレスタイプ
Oリングのサイズも調べておきました。
内径は45mm




太さは2mmでした。



オイルシールを取付ける前に再塗装すべきか?少し悩み作業しましたが、時間もなかなか取れませんし、使用頻度は少ないため、塗装なしにて再使用することにしました。
Oリングとオイルシールには、シリコングリスをタップリ塗り組込みました。
オイルシールの外周部にグリスを塗ることで滑りが良くなりますので、指先で途中まで押し込み、最後は塩ビパイプにて奥まで押し込みました。

ギアボックスには取扱説明書通りのグリスでなく、船外機用のギアオイルを注入しました。

ドレンボルトのガスケットは、スズキ船外機DF2の予備品を使用しました。
バイク用品店でもドレンボルトガスケットなら購入出来ます。
ギアオイルは、以前から使用し余っていたヤマハ船外機用ギアオイルを使用しました。
これで船外機のメンテナンスは完了しました。
暫く使用する予定は無いんですけどね。
まずはカヤックで乗り出すことが、優先されます。いつになったら乗れるのやら(;´д`)トホホ…










