一ヶ月前の飯豊山登山時に負った左足首の捻挫の痛みがまだ残っています。
先日、自転車に乗り左足を地面について向き替えしようとしたときも、まだ痛みを感じました。
歩くときの痛みは治まってきましたが、走ったり足首を少しでも撚るような動きをすると、まだ痛みを感じます。分割ボートを担ぎ、車〜砂浜まで運ぶことは耐えられそうにありません。
今回も軽めな登山により体力作りをすることにしました。
今回の登山先は苗場山になります。
この日は苗場山に登る予定ではなく、越後駒ヶ岳を枝折峠から登るつもりでした。
しかし通行止め情報をよく調べることなく向かってしまいました。
もう一つ道が開通しており銀山平側から登れたのですが、まだ痛みが残る左足首には辛いだろうと諦め、苗場山に変更しました。
登れなかった越後駒ヶ岳近いうちに登ろうと思います。
かぐらみつまたスキー場の敷地となる祓川登山口駐車場から、薄明るくなった4時過ぎからスタートしました。
和田小屋を過ぎて森林部を歩いている途中、日の出の時間となりました。
日が差し込んでくると一気に山の雰囲気がかわり、視界が少し開けたところからは綺麗な雲海を見ることが出来ました。
少し休憩しながら雲海を眺めていると、谷部に沿ってかなりのスピードで雲が動いていました。少しの時間でしたが、運よく滝雲を見ることが出来ました。
一時間程歩いたところで森林限界を抜け、視界が広がりました。
途中、ドウダンの綺麗な花も見れました。
中ノ芝のベンチにて少し休憩したのち、直ぐに登り始めました。
この日の天気予報では、最高気温が昼過ぎから30℃近くまで上がるとの事でした。気温が上がりきる前の12時頃までには下山しようと、先を急ぎました。
登り始めてから2時間くらいで、苗場山山頂付近が見える雷清水を過ぎました。
山頂部がフラットなのが、この苗場山の特徴ですね。
途中の水場にて水を補給し、ひたすら歩きました。
水場の近くにはシラネアオイが多く咲いていました。
9合目過ぎからの最後のとても厳しい登り坂を、景色を楽しみながら登れました。
最後の辛い登り坂を超えたところには、苗場山の特徴でもあるフラットな山頂部ゆえに出来た湿原が待ってました。
山頂付近なのに尾瀬ヶ原のような池塘が沢山ある、不思議な景色です。
湿原と山頂部が同時に見渡せる天空の楽園って感じがします。
しかし実際の山頂は、木々に囲まれて視界が良くない場所になります。
そんな事はどうでも良くなる景色の良さ!
山頂付近には2時間近く滞在しました。
その間に沢山の写真を撮りました。
景色が綺麗過ぎて長く見ていたと思い滞在し過ぎたことで、下山時に気温が上がってしまいとてもバテました。
暑い時期はこまめに水分補給をしますので、ザックの肩ベルトにペットボトルを取り付けておくと、とても補給しやすく便利です
雪解け後の時期は、吸血ブヨがうようよ飛んでいますので、虫除けスプレーよりも虫除けネットの方が確実に効果を発揮します。
この時期は必須アイテムだと思います。