以前に書いた記事でしたが、ブログを引っ越した際、間違って消してしまいましたので、思い出しながら書き直しました。
これまでロッドホルダーや、小物入れホルダー、オール置き、魚群探知機などの多くの艤装品の取り付けは、船縁(フチ)に開けた穴に対し、毎回ボルトとナットを使い固定させていました。
ナットは安価に入手し、手で締め込んだり外したりしやすい蝶ナットを使用してきました。
ここまでの話は、至って普通ですね。
そんな蝶ナットですが、艤装品の取付時や取外時に、濡れた手で扱うことが多く、滑らせてよく砂の上に落としてきました。場合によっては見失ってしまい紛失させてきました。加えてナットを探す余計な時間を使ってきました。
そこで艤装品の取付と取外作業をもっと効率化させたい!と欲求が湧いてきました。
艤装品を固定するため、今までは両手を使っていましたが、片手で行える位に簡単にしたい!手元が暗くても、簡単に作業したい!
と、アレコレな欲求が湧いてきたんですね。
そこで考えました~😊
ナットを船縁に取付けてしまおう~🙌
となると、艤装作業の時間を短縮するだけじゃなく、バラバラだったネジサイズを統一させる事で、艤装品の配置変更も簡単に行えるようになるじゃないか!
更には、海上でも簡単にロッドホルダー等の配置変更が出来るようになるじゃないか!
ってね~😊
ナットを固定させてしまっても、一人乗船時と二人乗船時で異なる艤装品配置は変更出来ますからね。
船縁穴の裏側に、角ワッシャー(平座金)を溶接固定させたナットを、取付けておけば可能だと言う結論に辿り着きました~🙌
【必要な材料】
材料は、M8ナットとM8用角ワッシャー(平座金)、そして角ワッシャーと固定させる小さなビスになります。
まずはナットと座金を、点溶接にて固定させます。
座金の隅に、ビス取付用の穴を開けておきます。
これらを、船縁(フチ)の裏側にコーキング材による接着と、ビスにより固定させました。
たったこれだけで完成です。
たったコレだけなのですが、作業は一日要しました。
朝から材料を買ってきて、道具の準備~溶接作業~ドリル穴加工したら、もう昼の時間になり、そして船を出して来て船縁の裏側のビス取付穴を開け、最後にコーキング材を塗ってから船体へ取り付けとなります。
朝から夕方まで動きっぱなしでした~💦
今回の艤装品取付方法の改善によって、以後とても使い勝手が良くなりました。
大変満足しています。
溶接出来るようになると、いろいろなアイデアを形にする方法が増えますね。