分割ボート釣りブログ

東京湾内房付近にて、分割ボートを使ったライトジギングを楽しんでいます。艤装品製作のため沢山の道具や材料を購入ますので、それらを家庭へ還元するDIY作業も行います。また、海だけではなく、流れ込んでくる川の調査と称する登山も行います。そんな内容を記録するブログになります。

分割ボートシート用 防水クッションの取付

防水クッションなんて、取り付けるなんて大袈裟な?

いえいえ、そんなことはありません。取り付けるためには、それなりの加工が必要なんです。

今回は、そんな防水クッションの取り付けの話。

 

まずは、船の座椅子についてから

アカシヨットの分割ボートは、FRPで出来た座椅子が装備されています。

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その座椅子の表面はFRPなので硬く、更に滑り止め凸凹加工が施されています。

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こんな大根おろしのようなヤスリ状態なので、直接お尻を載せ1日釣りをしていると、皮がめくれてしまいます。

 

そこで、これまでのゲルタイプのものや、丸型クッションタイプを使用してきました。f:id:Minow:20210106191231j:image


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座椅子の上に固定されているわけではなく、置いただけなので、釣りをしていると動きますので、どうしてもズレ落ちてしまい、とても不快に思っていました。

 

特にウェーダー(胴長)を履いた状態だと、クッションのズレを感じにくく、完全に落ちてしまうことが、しばしばありました。

 

そんな不快な状態を長く続けるつもりはなく、対策としてズレないような商品を購入し、取り付けることにしました。

 

座椅子表面は、先の写真のように滑り止めの凹凸があります。

そのことで、吸盤タイプは取り付けられませんでした。

 

では、固定ベルトが付いたタイプなら?

探したけれど、ピッタリ合いそうな大きさや固定方法が見当たらない。

 

そこで立ち戻り、吸盤が吸い付くくらいフラットな表面だったらな~

 

って?

 

フラットだったら?

フラットになったら?

フラットにしてしまったら?

そうだ、フラットにしてしまおう!

 

凹凸の表面は、ゲルコートにて埋めてしまい、フラットにしてしまえば、吸盤タイプのシートクッションを取り付けられるじゃないか!

 

なぜ、もっと早くに考えつかなかったのだろう。

は、ウソです。いつかやろうを今回実践するだけです。

 

 

では、作業開始!

 

吸盤付きの防水クッションを購入するには、まずは座椅子の大きさを知ることから始まります。

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こんなサイズ感ですね。

 

購入してきたのは、1000円程度のこんな座椅子です。
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もちろん、裏面には吸盤がついてます。

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吸盤の位置にマーキングしておきます。

用意するのは、2液混合タイプのゲルコートになります。
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目分量で2液(歯みがき粉くらいのペースト状)をそれぞれ1対1づつ、チューブから絞り出し、あとは混ぜるだけ。
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しっかり混ぜ終わったら、マーキングした箇所が隠れるように塗ります。
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1回塗りでは表面の凸凹がフラットになりませんでしたので、2回塗りし、表面を紙ヤスリとコンパウンドで仕上げたら完成です!

これ、手間だけは地味に掛かります。

 

こんなことならルーターやグラインダーで、凸凹面を削り、フラットな表面に仕上げた方が早かったかもしれませんね。

 

ここでは、誰もが安価で確実に仕上がる方法として、ゲルコートによる上塗りフラット仕上げとしました。

 

吸盤が引っ付くフラットで滑らかな面にさえなれば、どんな方法でも大丈夫ですからね。

 

これでまた一つ分割ボートの上での釣りでは、お尻にとって快適になりました。

 

あれ?もう1つ有りますが?

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もちろん、同乗者用の座椅子もお揃いにしておきました。

コチラはクーラーボックスの上なので、何も加工しなくても、簡単に吸盤にて取り付けられます。

 

 

最後に

今回の方法なら、他のリトルボートメーカーや他のモデルなどにも使えそうな方法ですね。

それに、防水クッションが変わっても、吸盤の位置に、またゲルコートを塗るだけで対応出来ますからね。

 

14 リョウガベイジギング C2025PE-SHL オーバーホール 後編

14 リョウガベイジギングをオーバーホールしました。

前編ではハンドルと、両端のサイドプレートを外したところまででした。

 

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日常的メンテナンスのレベルまでなら、前編くらいの分解レベルで十分なメンテナンスが行えると思います。

 

ここからは、その先となるドライブギヤ~レベルワインダー(ウォームシャフト)の分解までを掲載します。

 

では、ここから更に分解していきます。

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ドライブギヤを、シャフト引き抜くと、ドラグワッシャーも一緒に抜けてきます。

 

ドラグ周りを分解するとき、このモデルは音だしピンが飛び出してくるような方向に組み込まれていますので、慎重に分解して下さい。
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この音だしピンですが、本当に小さいんです。

こんなに小さいんじゃ、飛んでいったらとても探せません。
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この音だしピンが、ドラグギヤ内側のギザギザと掘られた側面を、引っ掻くことで音が出ます。そのため、金属カスが出やすい構造になっています。

ピンの頭は、もう少し大きくてもいいんじゃないの?と思います。
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ドラグワッシャーは、乾いているようでしたら、ドラググリスを塗っておきます。

汚れているようでしたら、洗浄も必要になります。

 

このストッパーを、ギヤから外したら引き抜きます。
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これで、ドラグギヤ周りの部品を分解出来ました。
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ピニオンギヤとクラッチ周りを分解します。f:id:Minow:20210103183641j:image


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すると、ベアリングが1個出てきます。

ここは、マグシールドタイプなので、注油は行いません。ベアリングの回転を点検するだけとなります。
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ネジ2本を外し、シャフトを分解します。
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ここに、ベアリングが1個あります。
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ここからレベルワインダー周りを分解していきます。コメント少なめですが、写真で分解作業を進めます。
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これで、ほぼ分解出来ました。

 

クラッチ回りは、いつも面倒なのでスプレータイプのパーツクリーナーで洗い流し、スプレータイプのグリスを吹きかけて、隙間にも油膜を付けておき、稼働部回りだけグリスを塗りつけます。これだけで十分なメンテナンスが出来ます。

 

レベルワインダーの組み付けですが、結構手間が掛かります。

ここの作業もコメント少なめですが、写真にて作業風景を進めます。
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部品を入れたら
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横にして、黒色のプラスチック部品を差し込みます。
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シャフトをネジ込みます。
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組み立ては、かなり省いた写真にて作業風景を進めます。
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ストッパーは、ちゃんとギヤに挟みこんでセットしてからサイドプレートを組み込みましょう。
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これを忘れると、ストッパーが効かない状態となりますし、カタカタ音が鳴るようになります。

 

あとは、分解した反対で組み立てていけば、完成です。

 

リールメンテナンスは難しいと思う方も多くいますが、何事もやれば出来ます。

ヤル気次第です。

 

簡易でも良いのでオーバーホールと言うのか、グリスアップしておくと、良い状態が長続きします。

滑らかなハンドル回転、滑らかなスプール回転は、海水を相手にした場合、数年も続きませんよ。

過剰な宣伝広告には騙されることなく、日頃のメンテナンスをしていきましょう。

 

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14 リョウガベイジギング C2025PE-SHL オーバーホール前編

釣りに行けないこんな時期は、リールのメンテナンスをし、来シーズンに向けて準備をしておきましょう。

と言っても、すでにメインで使用するリールは、メンテナンスやベアリングチューンを施してあり、準備万端の状態にあります。

 

シマノのリールを多用しているため、サブリールとなっているダイワの 14 RYOGA BJ C2025PE-SHLをメンテナンスしておきます。

サブとは言え海水で数回使用した以上、塩拭きとグリスアップのメンテナンスは、最低限必要と思われます。

 

特に不具合を感じた訳ではありませんが、前回のオーバーホールから約1年以上経過したため、念のため点検を兼ねてオーバーホールすることにしました。

 

 

出来る限り写真を多く掲載したいと思います。

その写真を多く掲載することは、ファイル容量が大きくなることから、前編と後編に分けた掲載にすることとします。

前編はサイドプレートカバーの分解までとし、後編からドライブギヤ~ウォームシャフトあたりまでの分解をメインとした掲載とします。

 

 

それでは、分解作業スタート。
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分解作業において、なにかと邪魔となるハンドルを、最初に外します。

12mmのレンチが必要になります。ナットの頭が低いため、ソケットレンチではなくメガネレンチ等を使用して下さい。ソケットレンチの先端は面取り加工されていますので、低頭ナットには不向きと言えます。
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スタードラグを外します。

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スプリング(板ばね)となるよう、反った形をしたドラグスプリングワッシャーが、4枚セットされています。

写真のように、どら焼きのような形をした組合せが、2つセットされています。
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ドラグスプリングワッシャー4枚と、ドラグホルダー、ハンドルドラグワッシャーまで取り外します。
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反対側のサイドプレートカバーを外します。全体がネジになっています。
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サイドプレートを外すと、中央部にボールベアリングが1個あります。

ここは、マグシールドではないベアリングですので、スプール回転が軽くなるようにオイルを数滴だけ、スプレーしておきます。
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スプールには、赤色の遠心ブレーキのカラーがあります。小さい部品ですので、無くさないように注意し、スプールを外しましょう。
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スプールを外すと、スプールにはベアリングが1個取付けられています。
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ここも、マグシールドでないベアリングが採用されていますので、オイルを吹きかけておきます。
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ハンドル側のサイドプレートカバーを外していきます。

3本のネジにて固定されています。
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6角レンチにて外します。
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3本のネジを外しましたら、ハンドル側のサイドプレートを外すことが出来ます。

持ち上げると外れます。
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サイドカバーには、ワンウェイクラッチとベアリングのほかに、クラッチリングが一緒に外れると思います。それらを外します。ワンウェイクラッチは、1年ほど前に取り外して、脱脂洗浄しましたが、今回は異常なさそうだったので、オイル(シマノ バンタムオイル)を注油しておきました。


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カニカルブレーキノブ(キャップ)を外すと、ピニオンシャフトと呼ばれる黒色のプラスチックで出来たシャフトが外れます。
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反対側には、ベアリングが1個ありますので、分解します。

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ここの分解は、 ピニオンリングと呼ばれる四角く見える細い留め金具があります。ここを外すときには、指などで押さえながら外しましょう。バネ状になっていますので、外そうとすると飛び出してきます。

部品を無くさないよう、ちゃんと指などで押さえておきましょう。

 

サイドプレートを外したら、ようやくドライブギヤ周りの分解が始まります。
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このあたりまで分解出来れば、グリスアップなどの基本的なメンテナンス作業は、十分なレベルまで行えます。

 

海水で使用すると、どうしても錆との戦いとなります。油膜がなくなると、錆が一気に攻め込んできますので、日ごろのメンテナンスにて油膜と言う防御をしておきましょう。

 

そうすることで、長く良い状態が保てますね。

 

ここからの分解作業は、後編へと続きます。

 

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202012末 金谷沖ジギング釣行とスキーシーズン到来

2020年の年末、最高気温が15度近くまで上がり、波も穏やかな日に、今シーズン最後となる釣行をしてきました。

 

東京湾では表面の海水温は18度くらいまで下がってきましたね。

あまり期待出来ませんでしたが、沖の水深かそこそこあるポイントへ繰り出しました。

 

意気込んで繰り出しましたが、釣れたのはエソ⤵️、エソ⤵️、エソ⤵️と本命の釣果はなく惨敗( ̄▽ ̄;)

 

残念。

久しぶりのボーズ。

 

収穫があったとしたら、ストラディックSW4000と5000のベアリング追加したチューンの効果を、存分に感じられたことですね。

 

中堅クラスのスピニングリールは、ベアリング追加チューンすると、負荷が掛かった時の回転性能が、格段にアップしてくれます。

 

あと、二人での釣果でしたが、型の良いホウボウ2匹とは、淋しい年越しとなりました。

欲を言えば、ブリクラスの料理で年越ししたかったですね。

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私の分割ボート釣りは、年末年始の大寒波到来をもって、スキーシーズンへ移行しまし、分割ボート釣りの活動は終了しました。

 

車で行くスキーだと、途中で立ち寄るコンビニ店員と、スキー場の昼食時くらいしか、人と接触しませんからね。

リフト乗り場も、コロナ対策なのか、他の皆さんも同じリフトには同乗してきませんね。

それでも、リフト乗り場で混雑しないのは、それだけ客が少ないってことです。f:id:Minow:20210102120739j:image

今シーズンのスキー場は、人混みも無くて快適でした。

 

活動再開は3月中旬頃からだと思います。

 

それまでは、艤装品の改良と製作、リールメンテナンスしていきます。

アウトドア&フィッシング ナチュラム