カートップするためのルーフキャリアについて、通常だと運転席の上当たりにバーが1本、後部座席の上当たりにバーをもう1本取り付けて、2本取り付けます。 この状態だと、車の横から載せるには、物理的に無理ですので、更に前後方向にバーを取り付けました。三本も。
更に木材をレール代わりにしています。
汎用品とDIYで、完成です。
何故にこの形?
結論に至るまでには、かなり時間をかけて、思案しました。
小型ボートの場合は、ボートローラーを使用するのでしょう。 しかし、ボートローラーを購入しましたが、私の分割ボート運搬や保管方法に馴染まなかったため、直ぐに手放しました。
そこでボートローラーに代わるような載せかたをもう一度はじめから考え直します。
車が、大きなワンボックスカーならあまり考える必要ありません。荷室に入りますから。 考えるのは、低いワゴンや、セダン、ハッチバックタイプでも載せやすい方法です。
まずは、分割ボートを持ち出して、帰宅後に保管するまでの全体の流れから整理します。
分割ボートを分割し重ねた状態にし保管してあります。これを家から持ち出し、砂浜の波打ち際まで運び組み立て、使い終われば波打ち際から運び、車に載せ持ち帰り、自宅に分割した形で保管する。
ざっとした流れの説明です。
この流れの中で、ボートローラーを使うとなると、載せるためにはボートの形になっていることが必要になりますので、組み立て作業が発生します。
海でどうせ組み立てるんだから、別に良いんじゃない?って思いませんか?
それが組み立てた状態のボートって、駐車場から波打ち際まで、段差が無く、ドーリーで運搬できる場所は限られてくる。 段差がキツイなどドーリーで運搬出来ない状況ですと、分割して運び、また組立なければなりません。 家に帰り片付けするまでに、1日4回も組立と分解しなければならなくなります。
組み立てた状態に絞り考えますと、車で近くまで寄れる場所を限定してしまい、何処でも持っていける機動性の良さが、メリットなのに半減させてしまいます。
さらに、波風の影響を受けやすい小船にとって、船出場所の選定は重要です。場所を限定してしまうと、条件が合わなければ出せなくなり、船出回数が減ります。
条件にあう場所が、その近くに有れば良いのですが、そんなに上手くいかないことが多々あります。
場所移動し、海辺で車からおろし分割し、また、波打ち際で組み立てます?
車に載せる時に自宅で組み立て載せるなんて、今の自分には考えられません。
最初の写真のように、ルーフキャリア側で工夫しました。
木のレールを三本の角パイプで受けるだけなんです。
木のレールは、船の上げ下げ方角だけ斜めにカットすると、船の載せやすさがアップします。
木のレールは角パイプに当たる箇所に少し溝をつけ、結束バンドでズレ防止として止めてるだけ。