三方ローラーの後ろに、カムクリートでも取り付けようと考えていたのですが、ロープを張ってみたところ、かなりゴツい構造にしないと無理そうなのです。
まずは、現状把握です。
この角度からだと分かりにくい。
真横から撮り直します。
うーん( ´~`)
うーん( ´~`)
カムクリートどこに付けようか?
カムクリートって、ヨットなどでよく使われる便利なロープ留めです。
カム形状にギザギザ加工された2つの間にロープを挟み留めるため、ロープを引く位置に配置すると使い勝手が格段に上がります。
ホルトノータスの樹脂だと、耐久性に問題があるのでパス。
下は、有名なハーケン製でアルミ材です。高額過ぎて今回パス。
耐食性と値段を考慮し、このステンレス材のものを選定しました。耐久性には不安が残りますが、使ってみましょう。
実物を置いて考えてみます。
ローラー高さと水切りの高さより、カムクリート取り付け高さを、少し高くしないとロープがカムに食い込ませ難いから、まずは高さを考えます。
ローラーの位置を下げる?
カム取り付けを、高い位置にする?
どっちも難しい。
当初の計画では、三方ローラーと一体化させるスマート化を目指しましたが、そのことが目的ではないので、三方ローラー側だけでの改造を諦めました。
(エンジニアとしては、かなり悔しい結果なんですが、仕方なしです。)
簡単な水切り上に取り付けることにしましょう。
ここでも問題が!
カムクリートには、アンカーの重さ等の大きな力がかかります。
その大きな力を受ける箇所に、取り付けをタッピングビスで行うのは頼りない。
タッピングビスは、ボルトより一回り細いものになるし、何よりFRP材への食い込み具合が分からない。
さあ、取り付け方法をどうしましょう?
そこは、キチンと考えましたよ!
ボルト留めする方法を!
ナットをピンセットで入れられるだけの大きさの穴を開けて、カムクリート留めるボルトに向かってVの字に、発泡ウレタンに穴開けました。
ナットを入れてから中心を合わせたら、一度ボルトで手回ししてから、上へ持ち上げます。その時、ウレタンがつぶれる感触があれば成功です。
ウレタンにナットが食い込んで、落ちることはなくなります。
そんな高等テクニック?により、何とかボルト留めして、カムクリート取り付け完了です。( ≧∀≦)ノ
ナットを入れるためだけに開けた穴は、実用性とカッコ良さを兼ね備えたフックで隠しました。
穴を塞いだだけの意味のないフックではありません。使いみちは色々あります。
その使いみちは、これから考えるだけです(笑)