分割ボート釣りブログ

東京湾内房付近にて、分割ボートを使ったライトジギングを楽しんでいます。艤装品製作のため沢山の道具や材料を購入ますので、それらを家庭へ還元するDIY作業も行います。また、海だけではなく、流れ込んでくる川の調査と称する登山も行います。そんな内容を記録するブログになります。

分割ボート アンカー回収用カムクリート取付

三方ローラーの後ろに、カムクリートでも取り付けようと考えていたのですが、ロープを張ってみたところ、かなりゴツい構造にしないと無理そうなのです。

 

まずは、現状把握です。
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この角度からだと分かりにくい。
真横から撮り直します。


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うーん( ´~`)
うーん( ´~`)

カムクリートどこに付けようか?

 

カムクリートって、ヨットなどでよく使われる便利なロープ留めです。
カム形状にギザギザ加工された2つの間にロープを挟み留めるため、ロープを引く位置に配置すると使い勝手が格段に上がります。

 

ホルトノータスの樹脂だと、耐久性に問題があるのでパス。

 

 
下は、有名なハーケン製でアルミ材です。高額過ぎて今回パス。

 


耐食性と値段を考慮し、このステンレス材のものを選定しました。耐久性には不安が残りますが、使ってみましょう。

 

 

実物を置いて考えてみます。

 

ローラー高さと水切りの高さより、カムクリート取り付け高さを、少し高くしないとロープがカムに食い込ませ難いから、まずは高さを考えます。

 

ローラーの位置を下げる?
カム取り付けを、高い位置にする?

 


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どっちも難しい。


当初の計画では、三方ローラーと一体化させるスマート化を目指しましたが、そのことが目的ではないので、三方ローラー側だけでの改造を諦めました。
(エンジニアとしては、かなり悔しい結果なんですが、仕方なしです。)


簡単な水切り上に取り付けることにしましょう。

 

 


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ここでも問題が!


カムクリートには、アンカーの重さ等の大きな力がかかります。


その大きな力を受ける箇所に、取り付けをタッピングビスで行うのは頼りない。

タッピングビスは、ボルトより一回り細いものになるし、何よりFRP材への食い込み具合が分からない。

 

 

さあ、取り付け方法をどうしましょう?

 

 

 

そこは、キチンと考えましたよ!
ボルト留めする方法を!

 


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ナットをピンセットで入れられるだけの大きさの穴を開けて、カムクリート留めるボルトに向かってVの字に、発泡ウレタンに穴開けました。


ナットを入れてから中心を合わせたら、一度ボルトで手回ししてから、上へ持ち上げます。その時、ウレタンがつぶれる感触があれば成功です。


ウレタンにナットが食い込んで、落ちることはなくなります。

 

そんな高等テクニック?により、何とかボルト留めして、カムクリート取り付け完了です。( ≧∀≦)ノ

ナットを入れるためだけに開けた穴は、実用性とカッコ良さを兼ね備えたフックで隠しました。

 


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穴を塞いだだけの意味のないフックではありません。使いみちは色々あります。

その使いみちは、これから考えるだけです(笑)

 

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