多く釣れたイナダは、一日で食べきれないことが多く、三枚におろし、竜田揚げにしやすいサイズにカットし、冷凍保存しながらて食べていました。
以前に冷凍庫が一杯だったことがあって、冷蔵庫でも保存出来る一夜干し(一日干し)にしたことがありました。
その味がとても良かったことから、また食べたくなって作ってみました。
身が分厚いため、一日(20時間)干してこの状態です。
遅めの昼御飯として味を確かめてみましたが、少し早いかな?
しかし、レア感が強めですので、身は瑞々しくてとても美味しい!
私の好みには、もう少しまだ乾燥が足りませんでしたので、丸1日(24時間)干したベストな状態になる夕食頃、また食べれるかと思うとヨダレが出てきます。
ここで干物について、魚の処理で干物は面倒と思われる方がいるかも知れませんが、むしろ逆です。
下処理は、内蔵と鱗を剥ぎ頭と尻尾を切り、三枚におろすだけ。
当然、旨いあばら骨のまわり(マグロのトロにあたる)が残ります。アラが出ません。
三枚におろした切り身をボールにまとめて入れ、塩分多めの塩水をぶっかけ、30分程度おき、ザルに移して水分をある程度切ったら、屋根つきの風通し良いベランダなどで干すだけ。
刺身などにするには、切り身のサクにするまでに、何度も包丁やまな板を拭いたり洗ったりしながら進めるため、処理する手間が多くかかります。
多少のヌメリだろうが、血がついていようが、ウロコが付こうが関係ありません。気になれば、後で洗い直いなおしても、干物の味に差が出来にくい。
塩水に漬け込む時に、ヌルヌルぐちゃぐちゃになりますから。
刺身や竜田揚げのサクづくりなどに比べて、手間が少なく雑に扱えるって事です。
一日釣りで疲れた体に鞭打って、最後の調理という作業をしなければなりませんので、簡単に早く済ませたいからですね(笑)
それでいて美味しい!
多く釣れた魚の処理として、干物はおススメです。
余談ですが、余った頭と尻尾は、味噌汁の出汁になります。
これで、ゴミ箱から生臭い腐敗臭が少なく出来ます。干物は腐敗臭対策でもあります(笑)
干物ネットは、500円程度で購入出来ます。