15ストラディック4000 のオーバーホールついでに、スプールドラグを、フェルトからカーボンワッシャーへ変更しました。
フェルトは磨耗し、フェルトカスが発生し、グリスが乾燥し干からびています。
最新機種の19ストラディックはカーボンドラグを搭載したので、この15ストラディックにも搭載してみたくなりました。
以前にエクスセンスBB4000Sを、カーボンドラグ化したパーツを、このストラディックに移植してみただけなんです。
それが(^_^;)
なかなか上手くはいかないもんですね。
フェルトワッシャーとカーボンワッシャーの厚みが異なりますから、ポン付け出来ないことが有るんですね・・・・。
早速、分解してパーツを並べて比較します。
ワッシャーの外形も内径も同じですので、ここはクリア。
問題は厚みです。
やはりフェルトと比べて、カーボンドラグワッシャーは厚い。
クリップがきちんとスプールの溝に嵌まりません。強引に少し曲げ、嵌まりましたが、クリップがドラグにテンションをかけてしまいます。
ドラグの溝深さを調べてみます。
深さ5.5ミリ。
カーボンワッシャー3枚と、金属パーツを組み立てると、この深さより厚くなりました。
これは入らない⤵️
そこで、カーボンワッシャー1枚をフェルトに戻すと、ギリギリ入りそうです。
フェルトワッシャーはどの順番でも良かったのですが、何となく真ん中としました。
カーボンワッシャー2枚、フェルトワッシャー1枚とし、ドラググリスをしっかり塗り込んで組み込みました。
この仕様は、滑り出しが滑らかで、ドラグ力の最大値は増してるし、調整幅が広くて、使いやすい。
カーボンワッシャー3枚使う他のリールにも言えることですが、締め込みに対するドラグ力の上昇がピーキーな感じで調整しにくいのですが、この仕様はマイルドな感じで、しっかりと締め付ける力が有るため、良い感じのドラグチューンと言えます。
(あくまでも私的な感想に過ぎません。耐久性は当然落ちます。)
イナダ~ワラササイズなら、ちょうど遊べるのではないでしょうか!
本当は手持ちのカスタムパーツを全部使い、ハイ終わりって言いたかったのですが、そのようにはなりませんでしたね。
しかし、このドラグワッシャーの組み合わせは、新たな発見だったので、良しとしておきましょう。
ところで、以前に15ストラディック 4000のHGタイプを所有していましたが、トルク不足だったため気に入らなくて直ぐに手放したはず・・・・・?
なぜ?また手元にある?
これは、ノーマルギア比4.8です。
このギア比は、ストラディックSWやバイオマスターSWの4000や5000番台ならパワーギヤタイプになります。
なぜなら、ドライブギアのパーツは、13 ARC4000のものを使用してます。このパーツって、パーツリストから、ストラディックSW5000PGと同じなんですよね。
ピニオンギアも、15ストラディック4000と、ストラディックSW5000PGは共通パーツなんですね。
だから、同じギア比4.8で、ギア廻りのパーツは同じってことです。
部品構成が異なる大きな点は、ハンドルノブとドラグワッシャー廻りなので、今回ドラグワッシャーの一部をカーボン化したので、SW仕様に近づきました。
ハンドルノブは、お気に入りのウルクス ミッドエアーV35に交換しました。
ベアリングは、3箇所追加し、
私なりに必要なレベルのライトジギング仕様に仕上げてあります。
予備機にこれほどの仕様は必要?って思いはありますが・・・・。
同乗者が同じように楽しんでもらえるよう、リールをメイン機と同じくらいに程よく強化しました。
19ストラディックが発売されたので、15ストラディックの価格は、在庫処分特価扱いにて販売されていました。勿論、中古価格も少し下がりましたね。
19ストラディック4000は、ギア比が5.0を超え少し高速タイプになったのですね。
もう少しだけパワーギアタイプなら、購入したんですがね。仕様に対し残念です。
15ストラディック4000
特徴
ギア比:4.8
実用ドラグ力:68.6N/7.0kg
最大ドラグ力:107.8N/11.0kg
自重:275g
スプール寸法:51.0/17.0
ナイロン糸巻量(号-m):3.5-170/4-150/5-125
フロロ糸巻量(号-m):3-190/4-145/5-115
PE糸巻量(号-m):1-500/1.5-320/2-210
最大巻上長:77cm(ハンドル1回転あたり)
ハンドル長:55mm
ベアリング数(S A-RB/ローラー):6/1
精密冷間鍛造ドライブギア[HAGANEギア]
よりなめらかに、より強く。精密ギアシステム[X-SHIP]
不意の衝撃にも耐える高剛性ボディ。[HAGANEボディ]
強力ローターがパワーロスを徹底排除。[高剛性ローター]
Gフリーボディ
低摩擦ローラークラッチ
ベールの開き角度拡大
ステンレス製大径ベール
大径ドラグノブ
新形状ラインクリップ
【追記】
ライトジギングのリールとしては、問題なし。巻き上げの滑らかさやパワーは、バイオマスターSW5000PGと遜色ありません。
むしろ滑らかな位です。
ドラグも程よく効き、魚に走られても全く問題ありませんでした。
新しく発売された20'ツインパワー4000PGが、スペック的に次の候補になりますね。