分割ボート内の環境改善をこれまでに沢山行ってきました。その多くは私の座る操船側になります。操船側については今の所不満はなく快適です。同乗者の座る中央部については、自分が乗らないため、少し改良が疎かになっていました。
今回は同乗者側の環境改善を行いました。
下の写真のように、すでに同乗者側も手を加えてきましたので、それなりに環境は整っているとは思います。
でも少し不具合のある箇所があります。
それは、オール先端部への糸引っ掛け防止になります。
スピニングロッドの時に発生する糸のたるみを、オール先端に引っ掛けてしまうことが偶にあります。
以前にオールのグリップエンドの隙間にラインが挟み込んでしまうトラブルを、同乗者がしてしまい、即その対策としてグリップを交換しました。
ラインが挟み込まないよう、グリップエンドに隙間のないラウンド形状になってあるため、たとえ引っ掛けても挟み込むことはありません。
対策としては完全ではありませんが、かなり改善されました。
原因として、シャクリ方が悪いことが半分以上ありますが、構造的にも悪い!と言うことで、対策を施しました。
が、まだまだ引っ掛けます。
肘を少し上げてシャクれなくて、脇に肘を固定させてしまうようです。
ロッドワークさせる位置が低すぎるわけです。
という訳で、シャクる際にオールの持ち手側先端部にラインを引っ掛けてしまうのです。
ロッドワークの方に問題が多分にあるとは思いますが、少し手間を掛け設備改善にて対処出来るなら、それでヨシとします。
設備的な対処法としては、大まかには
1.オール先端部を下げる
2.釣り人側の座面を上げる
ことです。
対処法1.オールを下げる 事は物理的にとても大変なことです。
そこで、対処法2.釣り人の座面を上げる 事にしました。
と言っても、クーラーボックス上面で上げるか、下面で上げるかの選択肢があります。
まずは様子を見たいため、クーラーボックス下面に2×4木材を入れ、嵩上げしてみました。
もちろん木材を下に入れただけだと、クーラーボックスが滑り落ちてしますので、滑り落ちないように加工してあります。
たんにクーラーボックス底の出っ張り部をお皿みないな部品に載せるだけの構造になります。
この改良は、先日の釣行で試してみました。
たったこれだけの事ではありますが、同乗者が引っ掛けることなく、快適に釣行出来ました。
暫くはこのままとしますが、良さそうならクーラーボックスに厚いゴム板を打ち込み固定させることも考えられます。
分割ボートに乗り始めて数年経過します。不満ある箇所については都度改良していました。
もうこれ以上改良はないかな?と考えていましたが、まだ改良する箇所があり、改良を加えました。
こんな何でもない改良でも、考えてる時間はとても楽しいですね。