ギャング針の形をしたツインアシストフックを簡単な方法にて自作出来ます。
その自作方法の紹介になります。
スタンダードなセキ糸などを使って巻き上げる糸系のアシストフックを購入したり自作したりして、以前は使用していました。
大物がかかったときにブチキレることが度々あり、悔しい思いを二度と味わいたくない一心から、スプリットリングとパワースイベルを連結させたアシストフックを考案し、自作するようになりました。
その後、使用して釣果を上げてきたアシストフックは、全てが金属素材になり、サワラなどのような強靭な歯物にも負けない強度最強の仕様になりました。
メーカーからブレードチューンフックが販売されていますが、このブレード無しの仕様ですので、特別な仕様と言う訳ではありません。
まだ世の中にあまり浸透していないアシストフックに仕様なのだと思います。
ここで、アシストフックを自作する材料を紹介します。
スーパーライト〜ライトジギングに多く使用する60〜100gくらいのメタルジグだと、ソイ針16〜18号前後のサイズが良くマッチしてます。
ジグ120g以上になると20号以上が良いサイズ感です。
管付きの針を用意したら、その管(穴)に通るスプリットリングを用意します。紹介した針サイズのうち16号と18号の穴にスプリットリングを通すには、平打ちタイプの#3(3番)がギリギリになります。スプリットリングは#2だと細く、#4だと太くて入りません。
針サイズが20号以上となると針の管サイズも大きくなるため、スプリットリングは#4(4番)の方がマッチします。針サイズが20号を超えると大物狙いのジギングクラスになってくるため、針も管も大きくなり強度面で#3では不足しますので、スプリットリングは#4サイズが無難なサイズになります。
パワースイベルは、強度面と大きさから#4(4号)か#5(5号)くらいがマッチします。
まずは、イメージするギャング針として、こんな形に連結させます。
すると、いきなりギャング針的なツインアシストフックが完成します。
それが、このツインフック仕様は少し難点があり、捻じれるとこんな形になってしまいます。
何が何難点かと言いますと、メタルジグの頭側に針が絡まってしまうと、2本とも同じ形にて引っ掛かり、そんな状態にて魚がジグを咥えても、針掛かりしないような形になってしまいます。
そんなことが度々起こります。
そこで、ギャング針のような形であれば、片方がジグに巻き付いたとしても、もう片方の針が外側を向くだろうと考え、針と針の間にスプリットリングを入れ込んで、針が暴れ難くすることにしました。
紹介したサイズの材料だと、一徹ジグ85gには、ソイ針18号位を使ったツインフックがちょうど良いサイズ感です。
しかしこのツインアシストフックを、先のようにしてスプリットリングを連結させるのは、とても大変な作業になります。
同時にフックの2つの穴にスプリットリングを入れるのが、とてもとても大変なんです💦💦
そこで、人にも薦められるよう、簡単にスプリットリングを針の間に通す方法を編み出しました。
先ず、ギャング針の形になるよう、スプリットリングを針の穴に通して連結させます。
ここまでの作業は、実に簡単な単純作業になります。
そしてここから先が、とても楽な作業方法に変更となります。
まずは2つの針先が揃うように片方の針先を捻ります。
針先の向きが揃ったら、スプリットリングを差し込み、中に入れます。
奥まで差し込んだら、
針先を元の形に戻したら、簡単にツインアシストフックの出来上がりです!
たったこれだけでギャング針的に針掛りバツグンなアシストフックを簡単に、しかも強度最強クラスに仕上げることができます。
バラシも少なく感じます。
まだ針先の向きが揃いやすく、改良の余地ありますが、実用的レベルにあります。
ジギングをされる方なら、材料はほぼ手元にあるものばかりだと思います。しかも簡単に作れますので、一度お試しあれ。
フッキング率は上がりますが、根掛り率も上がります。
底が砂地でココぞというところで使う仕様になります。
でもこれを一度使うと、市販品には戻れなくなるかもしれませんよ?
余談ですが
スプリットリングの他に、ソリッドリングと熱収縮チューブも試してみましたが、コスト面と強度面からするとスプリットリングが、ちょうど良かったです。
見た目とズレにくさでは熱収縮チューブが一番良い仕上がりとなりました。
細い結束バンドも試してみましたが、簡単だし強度もありましたが、結束させる部分がコブとなり大きくてイケてなかったです。
このアシストフックは好みで色々な材料や形を、お手軽に試せそうです。
もう少し改良を加えると、完璧なのかなと思います。
【追記】
廃棄するPEラインを写真のように巻き付けて結び、瞬間接着剤にて固定させてみました。
少し手間が掛かりますが、この仕様が今のところ最強フックになります。
ワイヤーの端部処理に用いるカシメ材を使うと、もっと楽に出来るはずです。