目次
あらすじ
2022年春先にΦ200サイズのコマセバケツホルダーを試しに1つ製作しました。
丸棒ロールベンダーを自作(製作)し、丸棒リングを欲しいサイズに簡単に曲げることが出来るようになったことで、綺麗に製作できるようになりました。
それまで使用してきた市販される最大サイズのリングΦ150にて製作したバケツホルダーは、小物やイソメホルダーとして使用するには丁度良いサイズ感になります。
交換後のメタルジグを入れておくのも丁度良いサイズ感です。
対して製作したΦ200サイズは本格的コマセ釣りを想定したサイズになります。
これを小物ホルダーとして使ってみたところ、意外と使いやすかったのです。
本当の小物入れとしてではなく、ペットボトル等のようなゴロゴロとした少し大きめな物や、おにぎり・パンなどの食料を入れる時、使いやすいサイズ感でした。
普段の使用用途は小物入れで良いのですが、これからボウズ逃れ的な釣行を強いられる冬シーズンに向かっていきます。本格的なコマセ釣りの道具を準備すべく、コマセホルダーをもう一つ製作することにしました。
今後は全てのバケツホルダーをΦ200サイズに統一させても良いと考えていますが、今のところは乗員一人に対し、バケツホルダーはΦ150とΦ200を一つづつ配置すれば、船上ではとても使い勝手が良いと感じていますので、φ200サイズをもう一つ増産することにしました。
Φ150より大きいΦ200サイズは良く言うところの大は小を兼ねるというヤツですが、それぞれに使いやすいサイズ感があります。2サイズとすることで、より使い勝手がアップすると考えました。
製作過程
今回製作するΦ200サイズから必要な丸棒長さとして、ステンレス(SUS304)材の丸棒800mmを準備しました。
必要な丸棒のおおよその長さですが、私のローラーベンダーでは欲しい直径サイズ×円周率3.14+両端の端材長さ80㎜×2 となります。両端部の端材長さは各自のローラーベンダーのベアリング間配置距離によるところが大きいです。
丸棒をローラーベンダーに挟み込んだら、真っすぐな棒に対し万力を少しづつ締め込み、少しだけ曲がった状態とし、ローラーベンダーのハンドルを回していくと、少しずつではありますが綺麗に曲がっていきます。
万力による挟み込み量を増やすにつれて、どんどんと曲がっていく仕組みになります。
曲げていき一周するようになると、先端部がベアリングに引っかかるようになるため、片手でサポートが必要になります。
欲しいサイズとなったところで曲げ加工は完了となります。
端部は綺麗には曲がらないので曲率が多少異なり歪な形となりますが、気にしないのであれば十分使用できます。端部を切断する長さは好みです。
ちょうどいい曲がり具合(直径)になったら、重なっている端部を切り落とし調整しました。
柄になる部分にはSUS304ステンレス材の幅30mm厚み5mmのフラットバーとしました。
柄の長さは50mmほどあれば良いので、短い方が50mm超あったので、短い方を溶接にて接続することにしました。金属片の切断はとても面倒なので、今ある残材をそのまま使用しようと思います。
過去に製作したものと全く同じ寸法にしようなど、面倒くさいだけで毛頭ありません。材料の無駄使いですので、長さを揃える加工なしで溶接することにしました。(ホントは面倒くさがりなんです)
溶接する前に部材を鉄板の上に固定させます。
この様に固定させておくと、とても溶接しやすく仕上がりも良くなります。
以前は手で押さえながら溶接していましたが、位置がズレたりして、醜く仕上がってました。
最後は使えればヨシ!ですが、どうせヤルなら綺麗な仕上がりにしたい!とも思います。
溶接物を仮固定させたら、いよいよ溶接作業となります。
φ2.0mmのステンレス用溶接棒を使いました。
どうもφ1.6mmは使い難く、さらに細い1.4mmはさらに使いにくい。使い難いというより、扱いがシビアで難しいです。
アーク溶接の仕上がりは、あまりキレイとは言えませんが、それなりに溶着してくれました。
溶接作業はキレイに仕上げようとすると、とても難しいですね。
溶接がこの作業のメインになりますが、実は時間的にはこの溶接後のスパッタ取り、ドリル穴あけ、角の面取り、研磨作業までの後工程も、多分に掛かっています。
そんな手間を掛けて出来たコマセバケツホルダーはコチラ
枠だけではフィット感が分かりませんので、実際にバケツに合わせてみました。
左側が今回製作したもので、右側が前回製作したものになります。
今回もなかなかキレイに、更にサイズ感は前回より良い仕上がりとなりました🙌
最後に
艤装品製作や登山ばかりしてないで、釣りへ出掛けたいものですね。
次は釣りに出かけようと思いますが、関東近郊の紅葉シーズンはまだこれからです。
まだ紅葉観光が続くかもしれません。
使用機器
100Vアーク溶接機 スズキッドの直流インバータータイプを使用しました。
溶接棒は使いやすい2.0㎜を使用(1.4㎜と1.6㎜は使い難いです)
自動遮光面を使用すると、両手が使えるので便利です。