最近、釣りではなく釣りに関連するモノから家庭用のDIY作業ばかりしています。今回も釣りではなくDIY作業になります。しかし、内容は釣りに関連した艤装品を製作するための道具を製作しました。
事の発端は、先日コマセホルダー製作のご依頼を受け、角型バケツに対応したホルダーを久しぶりに製作したことから始まります。
特に曲げ加工は久しぶりで、それなりに楽しめました。
そのご依頼は当初200mm位の丸形バケツホルダーだったのですが、丸棒をキレイな円形に加工する設備(ローラーベンダー)がないため、お断りしました。それで曲げやすい角型バケツホルダーを製作することになりました。
でも、本当にそれで良かったのか?俺
6mmくらいまでの丸棒用ローラーベンダーを製作すれば良かったのでは?と、後で思い直すようになってきました。
(※蚊のいない時期だけ溶接作業を行いますので、タイミング悪い時期などは、そもそもご依頼はお断りします。)
今冬のシーズンを振り返ってみると、DIY作業を存分に楽しみました。そして、蚊のいない時期は、残すことあと2ヶ月弱となりました。
そこで、まだやり残したことは無いか?と考えてみると?
そうだ、残りの期間でローラーベンダーを製作し、丸棒をキレイに曲げてみよう!
と思い立ちまして、ローラーベンダーを製作してみることにしました。
前から端材(廃材)を有効活用したイメージ図は頭の中で出来ていました。それを時間的余裕の無さから、実行出来ずにいました。
その第一歩として主要材料を並べてみました。
角パイプの端材、丸棒の端材、大きめなボールベアリングの廃品、新たに小振りなボールベアリング×2個となります。
角パイプは、分割ボートをカートップする架台を製作した時の端材です。
丸棒の端材は、これまでのコマセホルダー等の製作時の端材です。
大きめなボールベアリングは、バイクDIY整備にてリヤホイール周りのベアリング打ち替えしたときの廃品です。内径が25mm外径60mm超ありますので、アート的な置物にしようとキレイに脱脂して保管してありました。
これらを使用しようと思います。
新たに購入してきた材料は、小振りなボールベアリングになります。
内径8mm、外径22mmのミニチュアベアリングは、ホームセンターなどにて一般的に陳列販売されるサイズになります。普段から陳列棚を意識して見ないと、ボールベアリングが販売されているかなんて、分からないとは思います😁
大まかに材料を揃えたら、加工しながら組立ていきます。
角パイプのド真ん中に貫通穴を開け、大きなベアリングを固定
もう一つの角パイプには、小さなベアリングを2つ取り付けました。大きなベアリングを中心とし左右対称配置となるのですが、どれ位オフセットするのか?分からず、手探り状態なため、大きなベアリングの半径と同じ位としました。
まず組合せてみて、棒をセットして確かめてみました。
あとは大きなボールベアリングにハンドルを溶接にて取り付ける作業となります。
いつもの溶接風景です。
ボールベアリングの外輪には、ハンドルの柄となる角パイプを溶接接続しました。
スパッタがボール側に入ったら大変なことになるため、片側隅肉溶接としました。
強度的にはこれ位の溶接代で十分です。
ハンドルノブは、バイクのグリップエンドを取り付けました。
見た目は金属の塊感が強めで、全体強度はありそうです。
しかし性能については、やはり試し曲げをしてみないと分かりません。
そこで、試し曲げしてみました。
ステンレス材6mm丸棒を、少しづつ曲げていくと、どんどんキレイに曲がるではありませんか!
あてもなく内径23cm位に曲げてみました。いや、曲げてしまいました。
これくらいの大きさなら、100円ショップのバケツサイズにピッタリでしょうか?
何の下調べもないまま、試し曲げしてしまいましたからね(^_^;)このままでは単にスクラップになってしまいます。
でも、これくらいのサイズまでは、簡単に加工出来ると分かりました🙌
丸棒用のローラーベンダー完成!
但し、6mmまでですけどね。
これで少し加工の幅が広がりました。
後には、このローラーベンダーを使い、ランディングネットを自作しました。
そしてこの曲げた丸棒は、Φ200サイズのコマセホルダーになりました。