今まで丸棒をキレイに円形に曲げることが出来なかったため、バケツホルダーを製作する場合、円形だと市販品のΦ150リングか、曲げやすい角型がせいぜい自作出来るレベルの限界でした。
Φ150の円形バケツホルダーでも小物ホルダーとしては十分に使いやすいです。
それはメタルジグによるジギングかライトジギングがメインであるため、100円ショップ砂遊び用のΦ150円形バケツに小物入れとして使用しています。これで必要十分でした。
角型バケツホルダーも製作しましたが、春先のあまり釣れない時期、ボウズ逃れ的な釣法に使用する程度です。これも必要十分なモノでした。
また他にも現状の艤装品に満足していたことから、コマセホルダー造りは、暫く休止していました。
が、丸形バケツホルダー製作について先日製作依頼があり、そのサイズが円形のΦ200位でした。それは製作出来ないサイズだだったため、お断りさせて頂きまして、製作可能な角型バケツコマセホルダーとさせて頂きました。
しかししかし、丸棒を綺麗に曲げられないままで一生終っても良いのか?俺!と自問自答する日々を暫く送る事、数週間。
失敗しても良いから、丸棒ベンダーだけは一度製作してみたくなってしまいました。
そして今回ついに製作してしまいました😁
製作したロールベンダーですが、その性能を確かめるべく、6mmのステンレス丸棒を曲げてみたところ、簡単にそしてキレイな円形に曲げられることを確認したところになります。
そこで、試しに100円ショップの丸形5Lバケツを購入してきて、このサイズに合うようなバケツホルダーを製作してみることにしました。
先日のローラーベンダーを使い少しだけ曲げ、曲がり具合を調整しながら曲げていきます。曲がり過ぎていないか?曲がりが不足していないか?曲がり具合を調整していきます。
内径を200mmちょっとまで曲げたところ、バケツサイズにジャストとなりました。
ホルダー部を円形に曲げたら、余分な長さをカットし、あとは柄となるフラットバーと溶接します。
ここで余談ですが、丸棒の両端に出来る曲がり具合の歪な部分を余分な長さとしています。その長さは約80mmでした。
欲しい内径サイズを決めたら、そこに円周率を掛け、+80mm✕2(160mm)した棒の長さが必要となるということです。
<例>Φ200mmの場合、必要な丸棒の直線長さはいくら?
200✕3.14+160 = 788mm →800mm程度の長さが必要となります。
ホームセンターなどでは1m単位での販売となりますので、1mの定尺からは1つしか製作出来ない計算となります。
ステンレス丸棒6mmサイズとなると、1本単価800円程度しますので、自作する際にはコストはそれなりに掛かります。
ここからは溶接作業となります。まずは道具を準備します。
溶接前に材料をシッカリとクランプ固定しておきます。
そして、あとは溶接したら完成!
初めて円形に曲げて製作しましたが、キレイな円形バケツホルダーの出来上がりとなりました。
サイズは当然ながら100円ショップ5Lバケツにピッタリです。
ボートへの取付け用穴は8mmとし、ボルトを手回し出来るようハンドルを取り付け、更にはボルト抜止用のナイロンワッシャーを取り付けておきました。
折角製作したバケツホルダー試作品になります。
試作品とは言え、十分なクオリティーを持った製品に仕上がりました。
が、これを暫く使う予定はありません。
欲しかった訳でもなく、試し曲げした後、勢いだけで製作してしまいました^^;
丸棒のストック量も少なくなってきましたので、試作品と言えどもよく考えてから欲しいモノを製作してみようと思います。
よく考えてみると、二人同時にヒットした際に、サブのランディングネットが有ったらいいな?と思う場面が何度もありましたので、次はランディングネットのフレームでも製作してみようかな?と思います。