今年の春頃から計画してきた平ヶ岳を登山してきました。
その往復距離は20km程と長く、さらに獲得標高差も1950〜2000m位ありますので、とても厳しい道程になります。さらにこの山は国定公園内にあり避難小屋が一つもないため、日帰りするしかありません。
距離と獲得標高の数字だけ見てみると、富士山5合目から日帰りするよりも厳しい数値だと思います。
もっと楽なプリンスルートもありますが、今年はその送迎が終了してしまいましたので、ハードな道を登るしかありませんでした。
まだ完治していない左足首を保護するべく、サポーターを巻いて固定させ、さらにストック2本を使った腕力でも補助しながら、全身を使ってきました。
お陰で翌日は全身筋肉痛に見舞われました💧💧
痛かった〜
以下の写真は編集が面倒なので、少し暗い原画像のまま載せてあります。
平ヶ岳登山口を5:45にスタートしました。
まだ日が出ていない薄暗い時間帯からのスタートでした。
登山口からしばらく森の中を歩きましたが、そこで熊と遭遇しないよう、笛を頻繁に吹きながら前に進みました👻
少しでも物音がさたら、ピーピー笛を吹きまくりました👻
さらに登山口から下台倉山まで、ツライ急な登り坂でした。
登り始めたころは気温3℃くらいでしたので寒くて少し着込みましたが、ハードな登りにて体温が上がりました。
少し進んではネックウオーマーを脱ぎ、また少し進んでジャケットを脱ぎ、下台倉山に到達するまでにはベストも脱ぎ、最終的に薄手の長袖シャツのみとなりました。
気温は10℃以下ではありましたが、それでも汗をかくハードな登りでした。
ハードな登りで簡単に心が折れそうになりそうなものでしたが、綺麗に色づいた紅葉の景色に癒されながら、台倉山まで3時間かけゆっくり登りました。
綺麗な稜線を歩いている途中、日の出を見るため少し立ち止まりました。
差し込んできた朝陽に紅葉が照らされより赤く染められました。
めっちゃ綺麗〜
ゆっくり登ってしまった〜
登山口から頂上までの約半分の距離にあたる台倉山まで、3時間も費やしてしまいました💦💦
単純計算すると下山までに4倍掛かる?
ヤバい!これでは日が暮れてしまいます!
下山の最後は急な坂が待ってますので、何とか日が暮れる前までには通過したい!
台倉山からは雪道となりましたが、チェーンスパイクを履いてペースアップしました。
久しぶりにガツガツと焦りながら歩きました。
標高が上がり気温が下がってきましたが、長袖シャツのみでちょうど良い温度となり、汗をかくことなく前に進みました。
登りはじめて4時間して、ようやく平ヶ岳の山頂が近くに見えてきました。(写真左側の平たい山)
池ノ岳 姫乃池 には10:30過ぎに到着
歩きはじめてから4時間半
ここから先に見える平たい山が平ヶ岳です。
この景色が見られて良かった〜
と思いましたが、折角なので山頂を目指しました。
平ヶ岳山頂に11:00到着しました。
山頂からその先にある登山道の行止りも見てきました。
雲が少しかかり視界が悪かったのですが、10月末でしたので冷たい雨や雪が降らなかっただけ、良かったと思いました。
少しでも降っていたら引き返したと思います。
この日の山頂は開けた景色が期待出来ない事、さらに折り返すタイムリミットがギリギリでしたので、直ぐに折り返しました。
ここ山頂での滞在は10分未満でした。
綺麗な景色の姫乃池の周りで栄養補給し、12:00前に下山開始しました。
途中、紅葉を見下ろしながら前に進むため、また早く紅葉が見たい一心で下山することができました。
下山の行程の半分までチェーンスパイクを履き、転ばないようストックを2本使い下山しました。
完治していない左足首にサポーターを巻き固定させ、左足への負担軽減しましたが、反対に右足へ負荷を集中させてさまい、右足の膝あたりが少し痛くなりました。
現在の体力的に限界だと感じた平ヶ岳登山でした。
下山は平ヶ岳登山口には、無事15:30ゴール
活動時間は9時間45分と、かなりハードな山歩となりました。
途中に何箇所かあった水場は全て使えませんでしたので、ザックに入れた水分2.5Lを全て消費しました。夏場などでは水場が無ければ、より厳しい山行になると思われます。
もう行くことは無い(体力的にも行けない)山かな?と思います。
その後、道中の紅葉を撮りつつ檜枝岐村の温泉に向かいました。
温泉に浸かったあとすぐ、帰宅まで数時間も続けて運転する気力と体力が残っていませんでした。途中何回か仮眠しながら、朝3時に帰宅しました。
釣りもそうですが、朝早くから家を出てスタイルが多かったのですが、久しぶりに朝帰りしました✨
ショルダーベルトにあるポケットを全開にすると、ペットボトルのドリンクホルダーになるため、小まめに水分補給が楽にできました。
長い距離を歩く時には、ドリンクホルダーはとても重要なアイテムになります。