カートップするとき、重ねた状態で持ち上げるには、何かしらの支えがないと、一人では持ち上げられません。
そこで、木材を加工して架台を自作し、使用してます。
ワンボックスカーの荷台なら、何も考えなくても積み込めるんでしょうが、ハッチバックタイプなので、カートップが必要です。
カートップする際に、通常は船底が上を向くように載せるんでしょうが、三分割は載せ難いため、自分はその逆側の船底が下になるようにしています。
その向きは、雨が降ると船の中に溜まってしまうので、雨の日は釣りに行きません。
また、降ったときの対策として、ターポリン素材のトラックシートを常備しています。
本題です。
木材を加工します。木材は安価な2×4材1.8メートルくらいを400円を5本購入します。
2本は足に、もう1本は車に載せる前の仮受用の、渡し材に足と足を繋ぎます。
足に使う材料は、ルーフキャリアの角パイプまでの高さと、木材の角度を見ながら、上も下も斜めにカットします。
アングル材(L型金物)を、木材の中間当たりにとりつけます。(取り付け位置は、その2にて)
足と足を繋ぐ木材は、2本足の幅より少し流れ程度。
L型金具から外れない様に、L型金具に穴を開けて、木材側にはボルトを打ち込んで差し込むようにしてます。
足となる木材の上側には、コの字金具をとりつけます。(ホームセンターの建築資材コーナーにて100円くらいで販売されています。)
ボルトは木材を貫通させて、打ち込んで処理しました。ボルトの頭が出ていると、積み降ろしにて船を傷つけますので、しっかり打ち込みます。
コの字金具にはナットとなるネジ加工がされていますので、取り付けます。
コの字金具には、穴が開いております。
これを車のキャリアの角パイプに差し込んで、簡易に抜けないよう加工します。
架台そのままでは、キャリアに固定されてませんので、転倒に対して不安定な状態になります。注意しながら作業すれば良いだけですが、ここは、転ばぬ先の杖ってやつです。
固定される箇所を、キャリアの角パイプから取ります。
角パイプの中に入るサイズのコの字金具を、中に入れたら、角パイプとコの字金具をピン(棒)で抜けないようにします。
針金でも、細いボルトでも何でも構いません。キャリアの角パイプの穴は貫通させる必要もありません。角パイプ穴は片方だけでも十分な抜け防止の強度が出ます。(せんだんりょくって漢字が、文字変換できまん。金属のせんだんりょく)
これを、キャリアの前と後ろに行えば、しっかり固定され、簡単に分解できます。
では、キャリアの角パイプ端部に穴を開けます。
(ここに取り付けた拡大写真を、撮ったら載せます)
あとは、組み立てて実際に載せます。
船の位置なんですが、足の木材上から少し出るようにします。木材上部を支点として、回転するように船の下を持ち上げながら、押し込むように滑らせます。
(キャリア側には、2本の木材をレールとして、かつキャリアの一部として使用しています。)
船の重量の半分を、木材が受け持ってくれるので、半分の力で済みます。
木材と少しの金具だけで、一人で楽に載せられるようになりました。
ボートローラーを使ったり別の方法で、もっと楽に載せられるのかも知れません。
しかし、今の載せかたでは不要でして、手放したので、木材レールでこのまま使います。