先日、中古で購入したリョウガベイジギングでしたが、ベアリングが錆びていて、どうも回転の調子が悪い!
ベアリングの不調の原因であることを掴んでいるので、あとはどの様に修理するか決めるだけです。
巻くたびに気になるところなので、早く対処しておかないと、釣りに集中出来ません!(そこまで神経質ではありません)
良いものを良い状態で使ってこそ、やはり楽しいものです。
私にとっては、修理の過程も趣味の一部なので、修理にも全力で取り組みます。
(仕事は多くの量に対して65点以上の合格点。対する趣味は1つの事に対して100点を目指します。)
前置きはここまでにして、スプールベアリングの話に戻します。
スプールベアリングの交換作業に欠かせないのは、ベアリングの手間にある厄介なピンを抜き取ること!
スプールボディーにピッタリ隙間少なく取り付けてあります。このピン取りにくいんですよね。
ラジオペンチで慎重に作業?される方もおられますが、ペンチ先端が滑ったら、スプールかシャフトにキズつけることは明白です。
上手くいっても、ペンチのギザギザした箇所がシャフトやピンに当てた箇所はギザギザになります。
そんな強引なやり方が嫌なら、ベアリングリムーバーって言う、高額な専用工具を購入することです。
しかし、高価なツールを使い、スプールベアリングを何回交換するんだ?って、費用対効果について考えてしまいます。
ましてやサブ機に、どこまで手や資金を投入するか?悩みます。
選択肢は
1 .メーカーやリール修理店に出して修理すれば良い?
2 .専用工具を購入して、自分で修理する?
3 .動くうちは放置?
4 .その他?
私の答えは、その他でして、専用工具の一部の機能に特化した工具を自作し、修理すること。
自作工具なので、見た目(デザイン性)とは無縁なところにあります。
欲しい機能を満足させるだけの強度を持った素材、そして値段は市販品より安く仕上げること。
そもそも自作工具が、市販品の値段を越えては意味がありません。無闇に時間をかけても意味がありません。
専用工具として加工するベースとして選んだものは、100円ショップの平ペンチです。
この平ペンチを無加工でピンを掴んだりしたら、痛い目にあいます。滑ってしまい、ピンやシャフトをキズ付けます。
なぜ、こんな平ペンチなの?
それは、ペンチ先端部にドリル穴加工をするから!
丸いペンチだと、ドリル加工箇所の前処理として、平な面に加工する一手間必要だから、最初から平らなほうが都合良かったからです。
穴加工したら、早速ピン抜きしてみます。
これは、ピンが半分だけ抜けただけです。
このあと、ラジオペンチで引っ張ってみますが、抜けません。
あと一押しする必要がありそうです。
そこで、
先ほどのペンチ穴に小さなネジを仕込んで、ピンを押すようにしました。
反対側の飛び出してくるピンは、プラスチックパイプで保護します。
これで押し出せました。
ピン穴の錆びが原因だったのでしょう、固着してましたね。
次はベアリングを外さないと・・・・・
?
抜けない。
ラジオペンチを使っても抜けません。
そこで、また専用工具を製作します。
また100円ショップでペンチ購入し、先端部を加工しました。このスプールベアリングを掴みやすい形に!
(他リールにも汎用性ありそうですが、ご参考までに。)
これでベアリングがようやく抜けました。
こちらベアリングも軸部が錆び、固着してました。
錆び取りのため軸は、研磨剤にて少し磨きました。
お陰でベアリングは簡単に外れるようになりました。(ガタガタではなく、しっかり密着するけど、遊びがない状態。)
ピンも少し磨いて嵌め込みました。
ベアリング交換作業よりも、工具製作に多くの時間を要してしまいました。
全くもって余分な時間でした。
こまめに注油していれば、こんな状態には、なかなかなりませんから。
中古だったので、それは仕方ないことでもあります。
日頃のメンテナンス重要です!