目次
- はじめに
- 一般的な自作ラインブレーカー
- ダイソー グリップテープ巻き付けタイプ
- 自転車のハンドルグリップを使ったラインブレーカー
- 塩ビパイプのエルボを使ったラインブレーカー
- 水汲みバケツ用のロープホルダーを使ったラインブレーカー
- ナカジマ カップリールを使ったラインブレーカー
- 最後に
はじめに
根掛かりしたとき、ライン強度が高い場合に、なかなか切ることは出来ません。
この時、手で持つことはとても危険です。
リールのスプールを押さえ、回転を止め切ることも出来ることもあります。
しかし、そんな都合良い時ばかりではありません。
ミニボートだとなかなかラインが切れなくて、ボートが動きまわり無駄に時間を使います。
こんな時にラインブレーカーがあると便利です。
一般的な自作ラインブレーカー
市販品を模倣し、自作し使用していました。
ホームセンターで長さ30cmの塩ビパイプの20mmサイズは、100円台にて販売されています。
これを20センチ位にカットし、熱収縮するゴムチューブを通し、ドライヤーなどで熱を加えて収縮させて巻き付けるだけです。
これが一般的なラインブレーカーの自作方法になります。金額は熱収縮チューブが最も高額であり、全体として材料費1000円程度になります。
残念ながら、この熱収縮ゴムタイプは、ラインがゴムに食い込み、すぐに切れていきます。
私はこの一般的な自作仕様では満足出来ず、更なる強度アップ、かつ安価であるものを使用しています。
こちらの熱収縮ゴムを使ったモノは、オススメしません。
ダイソー グリップテープ巻き付けタイプ
ダイソーのキャンプ用品コーナーにて販売されているグリップテープを、丸い棒に巻き付けとラインブレーカーの完成になります。
丸い棒はダイソーだとキッチンコーナーにて販売されている竹の形をした水ようかん用の容器で代用できます。
この仕様も耐久性には多少劣りますが、安価にて即できます。
自転車のハンドルグリップを使ったラインブレーカー
熱収縮するゴムは、ラインを切るたび、ゴムも切れてきます。
そこで、そんな対策品として選んだ材料のゴムは、100円ショップで販売される自転車用のハンドルグリップになります。
軸の材料は先程紹介した塩ビパイプよりも一回り細い、内径16mmサイズを使用します。
ホームセンターなどで販売される最も短い30cm、もしくは50cmくらいの長さのモノなら200円前後で購入出来ます。
材料費は、よって全体で300~400円程度になります。
この塩ビパイプ16mmサイズの外径は、ちょうど自転車のハンドル径22mmと同じになります。サイズとしては、自転車のハンドルグリップが丁度入ります。
塩ビパイプは、長さ200〜205ミリくらいにカットしておきます。切断した端部はヤスリを掛けてバリ取りします。
自転車のハンドルグリップを、塩ビパイプと組み合わせたら、直ぐに完成です。垂直にした状態で、床面に向けて押し込む様にグリップを入れていくと楽です。
組み込む前、塩ビパイプとハンドルグリップには潤滑剤として水で濡らしておくと、スルスル入っていきます。逆に濡らしておかないと、入れるのがとても大変です。
濡らしておかないと、きっと後悔すると思います。
あとは、グリップを塩ビパイプの奥まで押し込んだら完成です。
入れる際の潤滑剤は水なので、乾いてしまえば無くなります。グリップが滑り抜けることはありません。
(入れにくいからと、油を塗ってはいけません。ゴムが抜け抜ける、回るような最悪な状態になります。)
この仕様は、ゴムの強度がソコソコあって、ゴム表面はラインの滑りをしっかり抑えてくれます。
持ち手は自転車のハンドルグリップなので、人間側の操作も当然滑りません。
製作に必要な材料も、ゴムと塩ビパイプですので、簡単にカットし長さ調整も出来ますので、とても製作しやすい仕様です。
これは材料がとても安価なので、財布にも優しいですね。熱収縮ゴムより、遥かに安価に仕上がります。
熱収縮チューブは、高額な上に切れやすい!
自転車のハンドルは、安価なのに切れにくい!
自作するなら、このタイプをおススメします。
100円ショップで購入出来なくても、ヤフーショッピングやAmazonなどからも送料込みにて200〜300円で購入出来ます。
グリップは100均商品よりも、より硬いゴムのモノの方が耐久性が上がります。
塩ビパイプのエルボを使ったラインブレーカー
更に、もうひとつのラインブレーカーは、こちら!
何これ?
これでも、ちゃんとしたラインブレーカーです。
塩ビパイプは、40Aサイズのエルボーです。これにビニールテープを巻き付けるだけ。
ホームセンターで購入してくると、材料費は100円以下です。
使い方は、指を中に入れ、巻き取りながらテンションを掛けて使います。
中に指先だけ入れて、指先だけでラインを巻き取りとるようにして、エルボー中心のビニールテープ部にラインを巻きます。
ちょうど素手で切るような感覚に近いものになります。
注意することは、手の奥側にてラインを巻き取ると、手が切れます。
私は、これが一番使いやすいのですが、同乗者には使い方を間違えると指を切りそうで、とても危険です。
そのため、一人乗りの時しか使えません。
水汲みバケツ用のロープホルダーを使ったラインブレーカー
片手でラインブレーカーを扱いたいですよね。
そんな時に便利なのが、水汲みバケツ用のロープホルダーにビニールテープを巻き付けただけのラインブレーカーになります。
たったこれだけ
数百円で簡単に出来ます。
ナカジマ カップリールを使ったラインブレーカー
ナカジマさんのカップリールは、手巻きするためのリールなので、糸を手繰り寄せる性能は抜群です。常時携帯しないボート釣りなどでは使いやすいのですが、デカい!ため携帯性は劣ります。
最後に
何種類も自作しましたが、ラインブレーカーなんて、どれか1つ有れば良いのです。
簡単に出来るため、ついつい自作してしまいました。
2番目の自転車のハンドルグリップが、安心安全な上に最も安価なタイプになると思いますし、オススメします。
購入するなら携帯性と操作性において、第一精工さんのキッターが使いやすいと思います。