愛媛県西条市と久万高原町の境目に位置し、西日本最高峰である石鎚山を登山してきました。
石鎚山は日本百名山であり、山岳信仰の山でもあります。また、日本七霊山のひとつでもあります。
単純に綺麗な景色が眺めたいだけですので、修行のようなハードな登山は決して行いません。
なので、山頂までの歩行距離、そして高低差が最も少なくて、体力的に楽な土小屋ルートを選択しました。
もちろん、ルート途中にあります鎖場などは、通るつもりもありません。
アクセスも楽な土小屋登山口近くの宿泊施設に泊まりたかったのですが、時期的に営業自粛によって営業していなかったため、前日は松山市内のホテルに宿泊しました。
市内から車で2時間くらいの距離ですから、早起きすれば何とかなる距離ですからね。
帰りの時間も考慮して、正午頃までに松山市内に戻ってくる計画です。
それが、私の見たネットに記載された登山ルートへのアクセス情報は、石鎚スカイラインの時間帯通行規制の情報が全く反映されていませんでしたから。あとでヒドイ目にあうことに・・・。
きっと登山などされない方が、人の情報だけを寄せ集めたものだったのでしょう。
(他人の写真や情報をリンク貼り付けし構成された情報ページは、今後信用しないことにします。)
そして、グーグルマップの道のりも、通行規制の情報がないため、使いものにならないことが、良く分かりました。
予定ルートでは、こんな2時間程度の運転で到着です。なので朝2時に松山市内を出発しました。
それが、面河渓の入口付近にある県道12号石鎚スカイラインのゲートに到着したところ、唖然とします。
ゲートが閉まってる。
石鎚スカイラインって調べると、今の時期だと7時開門19時閉門なんですね。ちゃんと書いてあります。
しかし、焦りますね。この状況には。
朝3時半、急いで違うルートを探しました。
何々?グーグルマップでルート検索してみます。
県道12号を戻り、国道494号、国道439号、国道194号、県道40号、石鎚スカイライン、土小屋駐車場に到着、車で2時間30分?
おっと!
これでは到着は、6時半頃になります。
いっそのこと面河渓ルートにする?
ダメだ、往復に時間がかかり過ぎる⤵️
何より体力的にキツイ。
よし、大回りしてでも行ってみよう!
もし、辿り着けそうになければ、四国カルスト、四万十川へのドライブに切り替えよう!
相当な距離と時間を車で走ることになりそうですが、これは仕方ない。
走ってみた感想ですが、国道494号は酷道です。そして、県道40号は、険道でした。
観光として二度と走りたくない道でした。
酷道494号は、大回りしてでも、整備された国道を走ったほうが、疲れなかったのでしょうね。
話が逸れました。
道の話でなく、登山の話に戻します。
石鎚神社 土小屋遙拝殿 前に到着したのは6時10分。
予定より、少し早く着いたな。
なんせ、一度も休憩せずに車で走り切りましたからね。
内心は、なんてこったい!
登山よりドライブの方が長い時間かかったじゃないか!
イヤイヤ、これから登山開始するのに、愚痴ばっかり言ってちゃダメでしょう。
って叫びそうになります。
そうは言ってても時間は過ぎていきます。
すぐ気持ち切り替え、支度して出発です。
国民宿舎石鎚の方へ少し歩いたところに、登山口があります。(6:15 通過)
しかし、酷くガスってますね。
登りはじめると、良く整備された登山道であることに気付きます。
楽勝です。
時間稼ぎとして、ここは早歩きします。
山頂まで4キロか。(6:17 通過)
これなら、楽勝でしょ。
(6:20 通過)
ガスを越えたら快晴広がります。テンション上がってきました。
残り3キロの看板 (6:30 通過)
1キロ15分のペースですね。
早歩きした割りに距離を稼げていないのは、写真撮りすぎですから(笑)
途中、雲海がキレイに見え、更にテンションアップします。
山頂が見えます。まだ距離を感じますね。
(6:33)
ベンチ1 (6:33)
ベンチ1から臨む景色です
山頂まで2.5キロの看板通過 (6:38)
ベンチ2 (6:39)
ベンチ2をすぎると、開けた場所から良い景色が広がります。(6:42)
少し進むと、よく整備された下り坂を通ります。
整備される方々に感謝します。(6:44)
このあたりまで来ますと、ようやく山頂に近づいと感じますね。(6:48)
ここから、山頂とその中腹部にある神社が見えます。
山頂まで1.5キロの看板通過 (6:53)
キレイな雲海が、よりハッキリと姿を表してくれました。
途中、こんな道が崩れた箇所を通過します。
(7:01)
山頂まで残り1キロの看板を通過 (7:03)
登山口から、ここまで3キロ位の距離を40分程度で進みました。あまり高低差が無かったんですね。
と、言うことは?後半だけで高低差を稼ぐってこと?
そのようです。
先の遠目から臨む山頂の写真で、それが分かりますよね。
残り1キロの看板過ぎから、登り坂が急になったと感じ、写真を1枚。
でも、整備された道なので足元は良く、スピードを落とさず進みます。
大砲岩の辺りに到着(7:12)
ここで、残り0.6キロの看板。
登りはじめてから、ちょうど1時間経過したので、ここで休憩にします。
何より景色が良い!
振り返ると、こんなキレイな景色が広がってます。
山頂側を見ると、結構急な坂が続いてますね。
途中にトイレがありますので、家族連れでも安心して連れ行けますね。ありがたい。
いままでの登山道は、日本百名山の中でもよく整備された道でした。ここから、更に良く整備されています。
この裏の分岐にて、二の鎖と迂回ルートに別れます。
勿論、迂回ルートを選びますよ。
こんなに整備された立派な階段が設置されてますから、むしろ時短ルートですね。
そして、新居浜方面が開けているため、景色も良い!
って言っても、見えるのは、ほぼ雲海だけなんですけどね。
上を見上げると、もうすぐ山頂です。
ここまで来ると、もう少しです。
階段で登りやすい登山道です。
ここから、を見渡すとキレイな雲海
先ほどより、雲が無くなってきましたね。
山頂小屋と神社に到着します。(7:26)
登りはじめてから1時間ちょっとで到着しました。
時間は7時30分、ちょうど朝ごはんの時間です。
ここからの眺めはサイコーでした。
朝ごはんもです。
朝ごはんを食べたら、さらに進んで天狗岳山頂を目指します。
振り返ると、これまた良い景色。
なぜ、ここで振り返ったか?
それは、この尖った岩を越えて行くことに、一瞬躊躇したから。
ここ、両方とも崖です。
写真をとるため立ち止まったとき、振り返りました。
引き返そうか?って。
でも、この景色を見て、さらに先に進もうと思います。
まだ良い景色があるのではないか?って。
あとは、引き返すだけです。
帰り道の山頂付近にて、桜を発見!
これから咲こうとする生命感ある花が、とても良いですね。
9時8分に駐車場に戻ってきました。
往復2時間くらいでした。
ここから、またドライブして松山市内に戻るのですが、UFOラインを見てみようと、少しだけ寄り道しました。
遠くからみる石鎚山もキレイです。
道路幅が狭いため、対向車に気を付けながらの走行になります。
また、落石もありますので、落ちた石ころを踏み、タイヤをパンクさせないよう、気を付けながら走っていくと、キレイな景色が沢山あります。
登山でなくても、この景色を見るだけでも、良かったくらいでした。