船外機には、防食用にアノードが取り付けられています。
このアノードは消耗品になり、使用する度に減ります。
私の2馬力船外機も、アノードが減ってきたので、交換することにしました。
が、いつもの事ですが、ネジの固着によって、そう簡単には進みませんでした。
交換前
ボルトをインパクトドライバーにて回しましたが、外れません。
完全にボルト頭をナメてしまいました。
また悪い事に、ボルトはアノードに隠れていますので、プライヤー等で回すことが出来ません。
外での作業は、蚊がプンプン飛んできますので、玄関内にて作業しておりましたが、ボルト頭をナメた以上は、屋外で派手な作業(ボルトを破壊)してでも外すしかありません。
ここからは、外での作業を強いられました。
夏日で暑いし、蚊がいるから、手元に集中出来ませんから、とても嫌です。
でも、ヤルしかありません。
グラインダーを用意し、アノードを切断し、ボルト頭を出します。
ボルト頭が出たところで、プライヤーにて挟みこ、強引に回しながら外しました。
これだけで汗だく☀️😵💦
ボルトはステンレスにし、ネジには硬めのグリスを塗り込んで、アノードを固定したら完了です。
アノード周りには、格闘したグラインダーキズ、プライヤーが当たったキズにて、塗装が所々剥がれてしまいましたね。
アノードは、なかなか外すことは無いかもしれませんが、たまには外し、ネジの固着予防をした方が良い箇所であると、実感したところになります。
この日は、他にもキャブ内部のクリーニング、スロットルワイヤーを一度抜いてからの注油、スロットル周りへのグリスアップを行い、最後にアイドリング調整したところで、日が暮れてきましたので、作業終了としました。
次はオイル交換と、ヘタってきたインペラ交換など、少しメンテナンスしなければならない状態です。
海の上で、エンジンストップするようなトラブルに、遭いたくありませんからね。
数キロ沖から手漕ぎなどしたくありませんから、陸の上ではコレくらいの事はしておこうと思います。