分割ボート釣りブログ

東京湾内房付近にて、分割ボートを使ったライトジギングを楽しんでいます。艤装品製作のため沢山の道具や材料を購入ますので、それらを家庭へ還元するDIY作業も行います。また、海だけではなく、流れ込んでくる川の調査と称する登山も行います。そんな内容を記録するブログになります。

202201 スズキ船外機DF2 キャブレター洗浄

年末年始の冬休みにて、船外機のキャブレター内部をクリーニングしました。

 

2馬力とは言え、船外機の動力が無ければ、海上の波風や潮流には勝てません。とても役に立つ船外機ではありますが、デリケートな装置であるキャブレターについては、日頃からクリーニングなどのメンテナンスが必要になります。

メンテナンスを怠り、海上でエンジン停止するトラブルには遭いたくありませんからね。

新年の願掛けや御守り、神頼みするくらいの時間があるなら、自分で出来る事を一つでも行うことの方が、すご〜い立派な御守りになりますからね。

 

それではオフシーズンに行うべきメンテナンスをしばらく行っていきます。

最初に行うメンテナンスはキャブレターになります。

キャブレターの構造が少しでもわかるように、細かく写真を掲載しておきます。

キャブレターの構造が少し分かれば、自分でもメンテナンス出来るようになると思います。

 

まずはキャブレターを外します。

キャブレターの取り外しについては、以前に掲載してありますので、ここでは割愛させて頂きます。

 

フロートチャンバーを外し、内部の汚れ具合を確認してみます。
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それにはキャブレター下部にあるボルト(10mmスパナなどにて)を外します。f:id:Minow:20220102155350j:image

ボルトを外せたら、チャンバーが外れます。

内部は綺麗な状態でした。夏場に一度クリーニングしたからだと思います。外部には塩が付着し、少し錆が浮いてました。
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チャンバーを外しますと、フロートが現れます。
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フロートは外さなくてもクリーニング出来ますが、後に超音波洗浄をするため、今回は外しました。
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フロート部品を外す際に、ピンを抜き取るのですが、髪の毛より細いバネを無くさないよう、気をつけて下さい。

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ラジオペンチでグリグリしながら、後ろからは押し込み、抜き取ります。
これが結構大変な作業になります。
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フロートを外したら、ニードル先端とニードル先端が接触する箇所を点検します。
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ニードルは1年前に交換したため、先端に摩耗した箇所は見られませんでした。

次にジェットを分解します。
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ちょうど良いサイズのマイナスドライバーにて回して外します。
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このジェットニードルも夏場にクリーニングしたため、とても綺麗な状態でした。
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ここからはキャブレター上の蓋を外すために、干渉する部品を分解します。
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ここまで分解しなくても、上部の蓋は外せますが、今回は超音波洗浄するため出来る限り部品を分解しておきました。

 

蓋を留める4本のネジを外します。
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すると、蓋が外せます。
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が、スロットルを全開側に回さなければ、蓋は外せません。
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蓋を外したら、内部のネジを一つ外します。

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ネジを外すと中には小さなジェットが取付られています。
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拡大すると、32番の刻印が見えました。
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このジェットを外す為の先端が細くて長いマイナスドライバーが手元に無かったため、分解は諦め、まとめて超音波洗浄することにしました。

 

次回開ける時までに、軸太さ3.5mmのマイナスドライバーを購入する事にしました。

まずはダイソーの3mm軸ドライバーで試してみたいと思います。
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小振りな槽なので、キャブレターの半分づつとし洗浄しました。

さらに洗浄力を上げるため、熱めの温水を使いました。

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クリーニングした後、水分わエアーダスターにて吹き飛ばし、乾燥させます。

エアーダスターが無ければ、缶スプレータイプのパーツクリーナーにて吹き飛ばし、乾燥させたらクリーニング完了です。

 

ここからグリスを塗りながら組立てていけば、キャブレター洗浄の完了になります。

本体に組付け、試運転したらすべての作業完了となります。

クリーニングしたらと言って完璧ではありません。組立てる時の不具合などでエンジンが掛からないこともあります。試運転は必ず行いましょう。

何事も確認が大切です!

 

パーツクリーナーの洗剤として、ドロドログリス汚れなら、エーゼットの液体タイプのような石油類

比較的サラサラした汚れなら、粉末タイプなどでも良く落ちます。

 

 

minow.hateblo.jp

 

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