分割ボート釣りブログ

東京湾内房付近にて、分割ボートを使ったライトジギングを楽しんでいます。艤装品製作のため沢山の道具や材料を購入ますので、それらを家庭へ還元するDIY作業も行います。また、海だけではなく、流れ込んでくる川の調査と称する登山も行います。そんな内容を記録するブログになります。

20ツインパワー4000 ローターナットボールベアリング追加の最終形(全9→12個化しフルベアリング仕様)

シマノ中堅クラスの4000番台リールには、ローターナットにボールベアリングが装着されておりません。

ハンドル1回転させるとローターは、その何倍も回転します。

その何倍もとはギヤ比のことで、負荷が掛かった時にはローター周りの回転抵抗が、そのままハンドルを回す抵抗増となります。

よってローターまわりの回転抵抗を減らすことは、ギヤ比分のコストパフォーマンスがあるってこと。

コスト換算すると、ギヤ比はだいたい5前後なので、1500〜2000円程度掛かっても全然問題なし!ってことです。

 

そこにボールベアリングを追加する方法について、色々と考えた結果、今回の仕様がよりベターかな?と言う結論に至りました。

 

ローターナットベアリングの取付について、ただ上位機種のパーツを一式組込んだだけでは、未完成であると考えられます。

ツインパワーの部品に合わせて、少しパーツ変更し、より良い取付方法へ変更しました。

 

 

まずは純正の状態についての説明から。

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ローターナットとメインシャフトカラーを分解すると、こんな部品構成になります。

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外したローターナットの内側は10mm
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深さは、ほぼ4mm?
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ローターナット内に、内径5mm外径10mm厚み4mmを入れてみたところ
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ビミョーにベアリングが、ローターナットから飛び出しました。その飛び出し量0.5mmくらいです。

 

そこで20ツインパワー4000には、パーツの組合せを少し変更して、ローターナットベアリングを追加しました。

 

ミニチュアベアリングは、サイズ:内径6mm外径10mm厚み3mmになります。

高耐食性のキャストップでも、値段は500円位

ミネベアミツミだと200円台!

とても有り難い価格になります。

 

このベアリングの厚みは3mmなので、ローターナットと面一になりません。少し凹んだ状態となります。

そこで、凹んだ隙間を埋める部品として、タミヤ模型店にて、部品を購入してきました。
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隙間を埋める部品とは、内径8mm外径10mm厚み0.5mmのステンレスワッシャー  308円になります。何個か入っていましたので、単価は50円位になります。

下のMonotaROですと送料含めて1000円以上になってしまいます。

タミヤ模型店ラジコンショップなどで購入すると、安価に購入出来るはずです。

タミヤ模型店などが近くに無いからと言って諦めてはいけません!

内径8mm外径10mmのワッシャーが購入し難いことが予想されますが、大丈夫です。

シマノのパーツで、内径8mm外径10mmのワッシャーが販売させれています。

他のパーツも一緒に購入しておけば良いだけです。

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それはステラなどに使用される座金になります。

値段は165円

 

内径6mm外径10mm厚み3mmのベアリングに、内径8mm外径10mm厚み0.5mmのシム(ワッシャー)を組み合わせると、以下の写真のような組み上がりとなります。
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ピッタリと面一に!

これ!これ!

このベアリングとワッシャーを使った仕様にしようと思います。

 

❨追記❩

ワッシャーの厚みは0.5mmより0.3mm位の方が、最適でした。少しクリアランスを設けたほうが回転が軽かったことから、0.5mmだとベアリングの回転を少し押さえつけてしまうようです。

 

 

では、先日取付けたステラSW4000の部品(写真上)と、今回取り付けた部品(写真下)を並べて比べてみます。
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写真下の両端部品は、20ツインパワー4000純正のローターナットとローターベアリングシールになります。

ベアリングはとちらも同じ内径6mm外径10mm厚み3mmサイズになります。

 

結論を先に示しますと、以下の写真の部品構成を選択し、変更しました。
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ローターナットについては、純正品に戻しました。

写真左がステラSW4000のローターナットで、写真右がツインパワー4000のローターナットになります。

ローターと接する先端部分の形状が異なっています。
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微々たる違いとも感じられなくもないですが、ローター側の形状と考えると、元の純正ローターナットの方が、よりフィットしています。f:id:Minow:20211227195354j:image

そこで、元の純正ローターナットをベースにしたボールベアリング追加方法の最適化をすることにしました。

 

まず、ステラの座金(110円)は、ベアリングの動きを良くするパーツとなるため、採用しました。

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ローター受カラーのサイズは、内径4.5〜4.6mm、外径6mm、長さはベアリングの厚み3mmと同じになります。そして値段は605円です。このカラーを採用しました。

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ベアリングとワッシャーは、先の説明の通りになります。

結果として、写真の下側のようなパーツの組み合せにて、組み上げることにしました。

 

ここで、ローターベアリングシールゴムを、詳しく比較してみます。f:id:Minow:20211227195302j:image

写真右側の赤いゴムがツインパワー4000、写真左側の黒いゴムがステラSW4000ローターベアリングシールになります。

裏側のベアリングと接する側の形状比較になります。

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ローターが回転する時、ボールベアリングの内径側を回転させたいので、そこにクリアランスが必要になります。

リアランスが出来るような形状や硬さに仕上がっているのが、ステラのパーツになります。流石です。

対する赤いゴムは、メインシャフトカラーにへばり付くように密着させるゴムなので、むしろヘニャヘニャしたゴムのほうが、最適なパーツと考えられます。

よって、今回はステラの黒いベアリングシールゴムを選択しました。

 

ローターナットを組み上げハンドルを回すと、ウォームシャフトへのベアリング2個追加の効果と相まって、何とも軽い!

より滑らかな回転となりました🙌f:id:Minow:20220106205507j:image

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これで20ツインパワー4000の改造は、ローターベアリング追加だけではなく、全体の改造が一区切りつきました〜👏

 

一日でも早く、このリールを実践投入する時がやって来ないかと、わくわく*1ワクワク

楽しみとなりました。

 

改造に関しては、ローラーベアリング部分をクリーニングしやすいような部品構成に変更することが、残された改造箇所くらいとなりました。

短期間に改造し過ぎましたね(汗)

 

 

*1:o(´∀`)o

アウトドア&フィッシング ナチュラム