分割ボート釣りブログ

東京湾内房付近にて、分割ボートを使ったライトジギングを楽しんでいます。艤装品製作のため沢山の道具や材料を購入ますので、それらを家庭へ還元するDIY作業も行います。また、海だけではなく、流れ込んでくる川の調査と称する登山も行います。そんな内容を記録するブログになります。

ステンレス材ランディングネットの製作(玉網・たも枠の自作)

暫くもう一つの趣味の方に注力しており、なかなか釣りへは出かけられません。

久しぶりに今週末出かけようかな?と、思いましたが、寒の戻りにて諦めました😞

 

自宅にてバイク整備の合間に、また少し製作活動でもしましょうかね。

今回の製作モノは、長年の憧れでもあったランディングネットの製作になります。

わざわざ製作する必要などなく、既製品を買った方が早いですし、既に一つそれなりのモノを持っています。

手持ちのランディングネットは、ステンレス材の円形Φ500の四折りタイプなので、コンパクトに収納出来、とても使いやすい製品ではあります。

 

が、80cmクラスの魚を掬うには、小さく感じられます。円形より涙目タイプのような少し縦長な形の方が、掬いやすいかな?

そこで、今より少し大きめな涙目型を製作してみようと思います。

 

フレームとしての材料は、外径9.5mmのステンレスパイプ1820mm長さを、800円程度にて購入してきました。
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このステンレスパイプを半分から左右対称になるよう曲げていくと、何となくランディングネットのフレームの形になるよう曲げていきました。
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もう少し縦長にしたかったかな?

 

曲げたいパイプは円形に対して、ロールベンダーの接触面は、ボールベアリングのフラット面なので、曲げれば曲げる程に楕円に潰れてしまい、最後は平たくなってしまいました。

 

しかし、曲がりなりにもステンレスパイプなので、強度はシッカリとあります。

 

*曲がりなりにも*の意味そのものになります。
*曲がりなり*の漢字表記は、曲がり形(なり)となります。「曲がった形でも」という意味の言葉が転じて、木材などが曲がった形をしていても、どうにかこうにか使える。ということから、「未熟であっても」「不完全ながら」という意味の言葉に発展したといわれます。

曲がっていて頼りなさそうだけれども、と、ここで使いたい意味合いになります。

 

それはさて置き、パイプを曲げただけでは玉網は完成しません。

最も複雑な形状かつ強度が求められるジョイント金具が必要とになります。

その製作は答えがないため、とても悩ましい!

そして製作が難しい!

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自分なりの解がなかなか出せないでいました。

いくつもの案があって迷っていました。

そんな時は出来るパーツから先に作ってしまい、出来たパーツを見てから考えています。そうすることで自分を追い込み、考え決断を自ら促すのです。

 

強度が十分にあり、安価に仕上がるよう、ジョイント金具は、10Aサイズのねじ込みソケットと、8mm丸棒の端材を使い溶接しました。

溶接後に玉網の角度まで曲げました。
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このジョイント金具には、玉網のフレームをこのようにして

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差し込むと、涙目型のフレームとなりました。
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差し込んだだけですとスッポ抜け落ちしまうため、両端部を固定していないといけませんね。

あと、柄とのジョイント方法を考えなければなりません。

まだやることが沢山残っています。

 

柄には25mmのオールステンレスMGパイプの端材を使用することにしました。(魚群探知機ソナー用ステーを製作した際の残材)

minow.hateblo.jp

 

ジョイント金具の一部とした10Aのねじ込みソケットは、柄となる外径25mmのパイプより内径側が2〜3mm程度細いのです。

ボルトナットを両側から固定すると、特にナット部は大きく飛び出てしまいます。

ネジを締め付けるボルトは仕方ないとしても、せめてナット部は隠したいので、ジョイント金具にナットを溶接しておきました。

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あと隙間を埋めるような曲がったプラスチックカラーを、挟まこむようにしました。

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組立てると、このようにスッキリとした形になりました。

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でも少し隙間が出来てしまいました。

強度的には問題ないのですが、少しガタガタとします。ここは、時間がある時に手直しすることにしました。

 

これで、ようやく全体の形が見えてきました。
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25㎜のグリップなら、バイクを乗る方であれば、アクセル側グリップの中古品でちょうど賄えると思います。

フレームは縦長65cm
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横55cmとなりました。

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まだフレームとの接続部が固定されていません。

ここは細いドリル穴加工となりましたので、集中力を使いました。
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固定には超極低頭タイプの小ねじ(M3ボルト ホームセンター購入200円くらい)としました。そこでジョイント金具側のステンレス8mm丸棒には3mmのドリル穴を開け、ステンレスMGパイプには2.5mm穴を開け更にタップをたててネジ切り加工しました。

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ここはとても小さな箇所ですが、他と比べて手間がかかりました。

 

 

 

これでフレームが、スッポ抜け落ちないようになりましたので、フレームと柄の完成です。

 

これに合わせる網(ネット)は、ナイロンより高強度で長持ちするポリエチレン繊維材の60cmタイプとしました。

Amazonで1200円前後で購入できました。

このポリエチレン素材の玉網は、現在使用しているモノで強度も十分有り、全く問題なし!

 

ネットをフレームに通してみたら、キレイに纏ったランディングネットに仕上がりました。f:id:Minow:20220403181139j:imagef:id:Minow:20220403181146j:image

 

ジョイント金具部の手直しは残りましたが、気にしなければ、これで完成!

ブリクラスも、横に平ぺったい座布団ヒラメなども、楽にランディングしやすそうなサイズ感のランディングネットに仕上がりました。

 

ランディングネットを製作しましたが、市販品を購入したほうが断然楽ですよ!

 

次の記事は釣行記となるよう、天気が良ければ海へ出たい!と思います😁

でも、今年はバイクツーリングをメインとして活動したいため、GW休み明けまでは釣りブログの更新はお休みかもしれません。

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