分割ボート釣りブログ

東京湾内房付近にて、分割ボートを使ったライトジギングを楽しんでいます。艤装品製作のため沢山の道具や材料を購入ますので、それらを家庭へ還元するDIY作業も行います。また、海だけではなく、流れ込んでくる川の調査と称する登山も行います。そんな内容を記録するブログになります。

自作三方ローラーの改良(ステンレスローラーの交換)

自作三方ローラーのメインローラーを、ステンレス材を使い、作り直しました。

作り直したと言っても、2本のパイプを切断して組立ただけです。たったそれだけで回転性能が格段にアップしました。

 

過去に自作した三方ローラーについて少し振り返ってみますと、分割ボートに乗り始めた頃、溶接機を所有していなかったため、樹脂材を用いてローラーを製作しました。

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今振り返ると懐かしいですね。

その後、溶接機を購入し艤装品の改良を溶接接合にて行っていく中で、このローラーもステンレス化しました。

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この度、アンカーロープリールを製作する際に、シームレスパイプを購入したのですが、このアンカーローラーを改良するため余分に購入してありました。

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前フリが長くなりましたが、要するに回転性能がアップするように改良したくなった訳です。

 

 

では、とても簡単な作業でしたが、その説明に移ります。

まずは改良前の三方ローラーの写真になります。
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こちらのローラーを外して分解すると、下のような部品構成になります。

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そして今回のローラーの構成(ただのパイプ2本です)も、並べた写真になります。

 

構造的には、M8ボルトを外径13.0mm×肉厚2.0mm(内径9.0mm)のパイプに通して、ボルトナットにて締め付けることで芯材とし、更に外径17.3mm×肉厚2.0mm(内径13.3mm)のパイプをローラー外周部材としました。

よってパイプ相互のクリアランスは0.3mmとなります。長さは芯材の方を1〜2mm長くして、外周側のパイプの方が短くなるようにしたことで、外周側はフリーとなり回転します。私は芯材を64mm、外周ローラー部を62mmにて取付けることにしました。

このクリアランスによって2本のパイプのうち、外周側のパイプがローラーとして機能します。たったこれだけでローラー部が出来てしまい、滑らかに回転します。

ステンレスのシームレスパイプは、個人で購入するにはかなりハードルが高い部材となります。そんな部材を購入する際、横山テクノさんからとても便利な切売りサービスがあります。

横山テクノさんでは、1mm単位でカットし購入出来ますので、それぞれの寸法指定し購入しておけば、カットする手間も省けます。大変便利な寸法切売りサービスだと思います。

今回の改造分では2本で送料込みにて1000円程度になりました。

横向きのメインのローラーを交換しましたことで、縦向きのサイドのローラーが、とてもショボく感じられるようになってきました。

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そこでサイドのローラーも、追加にて改良することにしました。

改良と言っても、こちらも径の異なるパイプを2本ずつ切り出しただけです。
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芯材側となる細い方のパイプを、外周側のローラーとなるパイプよりも、1mmだけ長く切断しました。

これを

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前後ワッシャーで挟み込んで
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固定させると、外周側のローラーはフリーとなっているため、回転します。
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あとはローラーを本体に取付ければ完了!
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ブログにすると作業全体として、短時間で簡単そうに見えますが、切断した箇所のバリ取りとヤスリ掛けは、意外と大変でした。

サイドローラーについては、後で追加したために寸法通り切断する作業に、かなり時間を要しました。

長いパイプから切り出すと、手間と時間ばかり掛かります。横山テクノさんへ寸法指定し、切断されたパイプを購入するば良かったと後悔しました。

始めから寸法指定してカット済みのパイプを購入し、組み立てるだけの状態とすることをオススメします。

 

 

数年過ぎて今回の改良に至ったのですが、3方ローラーの製作当初からこの仕様にしておけば良かったと、今更ながら思います。

 

最近は滅多にアンカーを打たず、主に流し釣りの方が多いため、今後も三方ローラーが活躍する機会はとても少ないと思います。

それでも使用した際はアンカー回収が、今までよりもずっと楽になるのだろうと思われます。今までもそれなりに機能していましたので、回転の滑らかさだけが感じられるだけで、あまり差は感じられないかもしれませんね。

 

 

その後、この三方ローラーから、グリップ付きのツノローラーに変更しました。

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船首にグリップを取り付けると、運搬しやすくなりますよ。

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