今回は夏季休暇を利用して、2日間で東北地方の4山を登って来ました。その記録になります。
今回登った早池峰山、岩手山、秋田駒ヶ岳、八幡平は、比較的近くに位置しています。何度も往復するには時間とコストが掛かります。
そこで天気が3日間ほど連続して良さそうだった8月下旬に、岩手県の盛岡近くの4山を登るため、夜な夜な車で現地へ向かいました。
早池峰山
車の運転を4時間したところで睡魔が襲ってきました。すぐにパーキングエリアに入り数時間仮眠しました。
夜2時から運転を再開し、予定通り朝4時頃に登山口に一番近い河原の坊駐車場へ到着しました。
まだ少し早かったので、少し仮眠して朝6時頃に登山を開始しました。
駐車場から2時間ほどで山頂へ到着しましたが、道中は雲がかかっていて、視界不良の中一人進みました。
山頂でご飯を食べながら少し待っていると、晴れ間が広がり視界が開けていきました。
スカッとした晴れ間ではありませんでしたが、良い景色を眺められました。
ちょうど山頂付近にいた時、数分間だけ途切れてくれました。その後は雲に覆われしまいました。
早池峰山の登山道脇にには多くの草花が咲いていました。
特に綺麗なピンク色をした早池峰山の特産種である南部唐打草(ナンブトウウチソウ)が、見事に群生していました。
岩の隙間に綺麗なダイモンジソウが咲いていました。
ほかにも多くの草花が咲いていましたが、写真は省略
最初の早池峰山が比較的早く下山出来ました。時間と体力的に余裕があったことから、すぐに秋田駒ヶ岳へ向かい、午後から2山目を登ることにしました。
秋田駒ヶ岳
秋田駒ヶ岳の八合目駐車場へ、2時頃に到着しました。すぐに歩き始め3時前に男岳(おだけ)登頂しました。
雲の切れ目から光が射し込むと、神々しい景色が広がっていました。
昼過ぎは雲が発生しやすい時期になりますので、雨が降らなかっただけヨシ!として景色を楽しめました。
2日目に4山の中で一番キツい岩手山を登る予定でしたので、初日から無理をせず休息しておけば良かったのですが、3日目は天気が下り坂の予報でした。この秋田駒ヶ岳は多少の雲がかかっていましたが、結果として登っておいて良かった登山となりました。
岩手山
2日目の午前中は馬返し登山口から岩手山を登りました。
前日夜に馬返し駐車場にて車中泊し、朝起きると岩手山山頂がハッキリと見える快晴でした。
朝5時前から登山開始しました。
途中、太陽が登ってくると気温がどんどん上昇してきました。
気温の上昇とともに雲が出来てきました。
登山口から7合目までの登山道は森林帯の中にあります。その森林帯の登山道は無風状態だったため、湿度が100%に近くて気温が朝から30℃近くありました。
汗をかいても汗をかいても、なかなか体温が下がらず、背負った飲水2Lをほぼ飲みきってしまいました。
不動平の避難小屋前に御成清水の水場があり、そこで冷たい水を頭から浴び、30分程クールダウンしました。
ここの水場が無ければ、途中で倒れていたかもしれません。
登りはとても暑くて水を飲み、それいしにダラダラと汗をかきました。
脱水状態の体に水分補給を十分に行ったあと、飲みきってしまった水を補給し、山頂を目指しました。
大変有難い水場でした。
水分補給してリフレッシュしたので、少し軽く?感じられ、早歩き出来ました。
実際は避難小屋前の広場に、カッパや食料などを少し置いて荷物を減らし、体への負担を減らしたからなんですけどね。
最後に火山灰の粒で出来たザラザラした急で滑り易い辛い登坂を登り切ると、
噴火口跡の周りに登山道があり、反対側に山頂が見えました。
辛い登りでしたが、登山口から4時間ほどで山頂へ到着しました。
山頂で30分程休憩したあと、残り半分の御鉢巡りをし下山しました。
登頂後から心に余裕が出来ましたので、花の写真を撮りながら下山しました。
山頂付近は晴れて風が吹いていて快適でしたが、下山する登山道には雲がかかっていて、また蒸されながら下山しました。
登ったばかりの岩手山を遠目から眺めようと、下山後に八幡平へ向かいました。
八幡平
八幡平はほぼ山頂付近まで車で行けるので、行程としてはおまけ的な登山(散歩)となりました。
駐車場から早歩きすると、15分ほどで到着します。
が山頂感はありません。
八幡平の楽しみは、ガマ沼や八幡沼周りの豊かな自然だと思います。
歩かなくても、駐車場からの景色だけでも十分だと思います。
車でお手軽に山頂感が楽しめる、素敵な場所だと思います。
昆虫類も多く飛んでいて、追っかけして撮影してきました。
往復時間を合わせると3日を超えましたが、活動した2日目はとてもハードだったけれど、楽しい時間となりました。