先にクリートの話をしたので、アンカーの引き上げ作業を楽にしてくれる3方ローラーの話をここで入れます。
ステンレス材料などで自作した、三方ローラーになります。
市販される三方ローラーはこちら。
かなり高額です。
海水で使用するので、材料はステンレスが良い。(アルミもちゃんと洗い、塩抜きしないと錆びます。)
→ ステンレス材の物は大きいし結構高額だし、アルミはチョッと嫌。
他に、アンカーローラー(バウローラー)ってものがあります。
安くて使えそうでしたが、簡単に船首に取り付ける平場がなくて見送りました。
船首に平場を作るよう、5ミリ位のステンレス板を付けるなどして平場を作れば、その上に取り付けられそうです。平場取り付けてからだとキレイな取り付けになるとおもいます。
そのステンレス板が結構な高額になりますし、ステンレスのカットは大変なので、断念しました。
話は自作した三方ローラーに戻します。
まず、取付けたい位置と大きさを決めます。
取付けたい位置は、バウ先端部でしたが、Uボルトは残したかったため、オフセットさせることにしました。
ローラーを左右で挟むように固定するアングル材は、ローラーの下側でローラーやロープが擦れないようにするため、この後削り仕上げました。
材料
ステンレス(SUS304) 材の角パイプ、アングル材×2、ローラー用のステンレスパイプ、M8ボルトナット、プラスチックローラー(水ホースのジョイント加工、油性ペンのパイプ部)、サイドのローラー部の内径10ミリ位の水ホース
あとは、加工あるのみです。
ステンレス(SUS304)材のアングル材、400円位を2つ。
プラスチックローラーが売り場にはなかったので、水ホースのジョイント(100円ショップ)、油性マジックの持ち手のプラスチック材を使いました。
ローラーカラーとして、Φ10ステンレスパイプ1メートル(600円くらい)から、パイプカッターで切り出し。
M8ボルト、袋ナットを使い固定します。
ローラー部全体で600円くらい。
加工した部材を、分解するとこんな感じになります。
ステンレスアングル材はローラー周りを引っ掛からないよう、削ります。
サイドローラーもステンレスパイプが回るようにしています。そのパイプ外に透明水ホースを取り付けてます。
三方ローラーを取り付けてから、アンカーの投入、巻き上げ回収作業が楽になりました。
その後ローラーを自作しステンレス化しました。
更に改良して、船首にグリップを取付け運搬しやすくなりました。