このオフシーズンは、リールのメンテナンスとチューンナップとしてボールベアリング追加作業をしております。
今回もシマノのスピニングリールの中堅モデルにされるローターナットへ、ボールベアリングを追加する内容となります。
ここ最近、いつくかのボールベアリング追加方法を試行錯誤しながら取付けてきたのですが、ようやく完成形に辿り着きました。
ローターナットベアリング追加についてまとめましたので、その紹介になります。
交換するにあたり、まずはローターナットを分解します。
六角棒レンチ0.89mmサイズが必要になります。
ホームセンターなどで150円位で購入出来ます。
ローターナットを外します。逆ネジなので注意が必要です。
因みにローターナットは、12mmのメガネレンチ等で外せます。100円ショップなどでも販売されます。
外したローターナットの中のパーツですが、後ろから押し出さないと、外せません。
このあたりの作業や、過去の記事にも記載してあります。
必要なパーツですが、ステラSW4000のHGでもXGどちらでも良いのですが、今回はXGの方で部品購入しました。
赤く着色した4個のパーツになります。
シマノHPより引用
040749 20ステラSW 4000XG
シマノの補修用パーツとして販売される部品を、近くの釣具店より購入してきました。
袋から開けて並べ、シッカリ採寸
ワッシャー(座金)のサイズは、外径10mm内径8mm厚み0.25〜0.3mmになります。
この座金(ワッシャー)は、本来の使用部位と異なりますが、ローターナット部へのベアリング追加チューンとして、丁度良いサイズ感のワッシャーとして購入しました。
値段は165円/個になります。
ローターベアリングシールには、20ステラSW4000のパーツを購入しました。
このローターベアリングシールには、表裏があります
こちらが表側(スプール側)
こちらが裏側(本体側)になります。
値段は275円/個になります。
ローター受けカラーは、値段605円/個になります。
このカラーは外径6mm、内径4.5mmになります。
こちらの座金は、ボールベアリングがローターナットに直接接触し、抵抗が増えないようするため?なのか、ステラの構造を真似ておきました。
そして今回のメインパーツであるボールベアリングですが、内径6mm外径10mm厚み3mmサイズになります。
シマノの補修パーツとして購入するとボールベアリングは、1個1400円程度になります。
高耐食性能を有するミニチュアベアリング キャストップなら、1個500円程度になります。私はこのベアリングを使用しています。
なにも問題なし!回転性能よし!です。
ミネベア製品についても、性能的に問題ありませんし、とても安価に購入出来ます。
1個200円程度になります。
以上までが、購入するパーツの紹介になります。
このからは組込むパーツと、外すパーツを並べて、写真にて比較しておきます。
コチラです。
写真の上側が外すパーツ、下が組込むパーツです。
ローターナットはオリジナル品のまま使用します。
ローターナットに座金を入れ、ボールベアリングにはプラスチックカラーをそれぞれ入れます。
次にローターナットへボールベアリングを入れます。
ここに、内径8mm外径10mm厚み0.3mmの座金を入れてみると?
少しベアリング側に、ちょうど良いクリアランスが出来た状態となりました。0.1〜0.2mm程度空いてます。
ここへ厚み0.5mmのワッシャーを入れてみたのですが、厚すぎてローターナットと面一となり過ぎたことから、ボールベアリングの動きを妨げるようでした。
この0.25〜0.3mmの厚さの座金がちょうど良いサイズと思われます。
リールにローターナットを組み付けます。
座金を入れ、その後ベアリングシールを入れます。
この状態でローターナットを締付け、他のパーツを組戻します。
組み込んだ後にバンドルを回すと、とっても軽い!
リールが生まれ変わったと感じます!
皆さんもこの軽さは感じるはず!
魚を掛けた時には、その効果がギヤ比である5倍〜6倍分の軽さを実感出来るはずです〜👏
ベアリングチューンナップやオーバーホールは楽しいですね。
シマノさんのリールは、DIYにて分解出来る構造なので、とっても良いですね。
冬のオフシーズンも、釣り道具で楽しめるなんて、幸せですヽ(=´▽`=)ノ
と、今回紹介しましたパーツは、先日改造したばかりである20ストラディックSW4000へ、組み込みました〜(汗)
無駄遣いだよ〜 😁
24年式のツインパワーも同じような取付け法にて、ベアリング追加出来ました~😀
但し5000番以上は少し異なりますよ~